「あなたが望むなら」世界一キライなあなたに クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたが望むなら
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四肢麻痺の障がい者が半年後の尊厳死を選び、その半年をどう過ごしたか、という内容。ディグニタスという実在の尊厳死施設は勉強になった。
ウィルという名前が示すように、彼は最期まで意思を通した。ルイーザはその意思を尊重した。
顛末だけ観ると、ルイーザの存在って何なんだ?尊厳死礼賛の映画か?、と貶したくなるが、これも一つの選択肢だとして物議を醸す作品である事は、褒められた話ではないが問題提起としてはいい事で、感動もした。
死期が決まっているので、自分の身近な人にはちゃんとお別れは言えるし、相続問題とかも片付けられるし、理想的な最期かもしれない。ウィルとその家族がお金持ちだから尚更そう思う。
これは後天性の障がいだから、誰でもあり得る話。そうなったらどう思うかなんて誰も分からない。けしからん!、とかでは片付けてはいけない話。
観た人でたくさん語り合いたい、語り合うべき映画。
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