「ただのラブストーリーじゃなかった」世界一キライなあなたに ぱなさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのラブストーリーじゃなかった
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考えさせられる物語だった。
最初は冷たくされ、嫌いだ苦手だと思っていた。
やっと心開いたと思ったら、半年後に彼は自ら人生を終えようとしている。
まずほう助自殺という選択をこの物語で知った。
ディグニタスという言葉が本編でも出てくるが、それが「死ぬ権利」を主張する団体だということも。
彼の選択は一般的にはネガティブで、反対されがちな意思だと思う。でも体の動かなくなった本人の人生への絶望感からすると、気持ちもわかる。ウィルは最愛の人が現れてもその意思が覆されることはなかった。
なんて悲しい。
最後の2人の表情が忘れられない。
離れたくないけど現実はうまくいかない感じ。
ウィルの決断は彼女を孤独にさせるもので、自己中だと言われるかもしれない。
でもウィルが1番嫌だったのはルーを縛ることだったんじゃないかと思う。夢を諦めてしがらみに囚われていた彼女に何度も、好きなように生きろと言っていたように。
ウィルの手紙の言葉は力強かった。
「果敢に生きろ 落ち着いたりするな」
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