「心を開いた、・・・それなのに。切なくも温かかった。」世界一キライなあなたに たまきさんの映画レビュー(感想・評価)
心を開いた、・・・それなのに。切なくも温かかった。
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恋愛ものかと思ったら、そんな単純なものじゃなかった。
事故で首から下が麻痺してしまったウィルに、介護士を捜す両親。
でも実は、介護士は既にいて、生きることを放棄しているウィルに、
希望を持たせて欲しかったのだと思う。
6年も勤めたカフェを首になり、
求職中だったルーは、この仕事に飛びついた。
しかし、生きることを放棄しているウィルは、とにかく意地悪。
ルーも、何度も辞めたいと思うのだけれど、
自分が職を失くしてしまうと、家族が生活していけなくなる切羽詰まった状況。
その責任感だけが、ルーを留まらせていた。
それでも相変わらず意地悪なウィルに対して、
雇い主はウィルじゃない、ウィルの両親なのだから、
雇い主に辞めろと言われない限りは居座ってやる、
ウィルといることは楽しくも何ともないけれど、これは仕事だから、
私には、お金が必要だから! ・・・と怒った処から、ウィルが変わっていく。
同情されている訳じゃない、とか、
ルーに対しての信頼感も芽生えて来たのだろう。
ルーは、見事にウィルの心を開いた。・・・だけど、それなのに。
切なくも温かい、大きな大きなラヴストーリーだった。(*^-^*)
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