「結果論ではない」世界一キライなあなたに ドラコ・マコフォイさんの映画レビュー(感想・評価)
結果論ではない
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結末は賛否両論分かれてますよね。
でも、ポイントはそこじゃないでしょ!
って声を大にして言いたい。
ウィルが死を選んだっていう結果ではなく、
なぜその選択をしたのかってところが
1番大切なところではないですか?
ウィルがもし
ルーと生きていく決断をしてたら、
それはそれで良かったかもしれない。
でも、ウィルのために
ルーが人生を賭けてしまうのは明らかですよね。
ウィルにとってはそれが
何より悲しい未来だったんでしょう。
だからこの選択をした。
それはただのワガママかもしれないし、
きっとルーを傷つけてしまうけど、
でも、それでもルーにちゃんと人生を歩んで欲しいって。
その痛いまでのウィルの優しさは
きっとルーもちゃんとわかってるし、
それでも生きてて欲しいってルーの気持ちも
ウィルはちゃんとわかってると思います。
お互いわかり合ってるのに、
どうしても譲れないことだったんですね。
お互いに相手のことを1番に思ってるから。
こんなに愛情と優しさで溢れてるのに、
それを偏った見方で批判されるのは悔しいですね。
この選択は彼の選択であって、
誰かに推奨してるものでも
誰かが口出しできるものでもないのに。
私も尊厳死は肯定できませんが、
この映画でそれを議論するのは野暮じゃないですかね。
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