「痛快さは満点。破天荒な老人達の、老獪な大暴走!!」ジーサンズ はじめての強盗 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
痛快さは満点。破天荒な老人達の、老獪な大暴走!!
【賛否両論チェック】
賛:怖いものなしの老人達が、年金を取り返すために強盗にチャレンジする様が、ユーモラスで思わず笑ってしまう。金を奪い返す華麗な手口も痛快。
否:やはり道徳的にはよろしくないので、人によってはあまり楽しくないかも。
テンションとしては、「RED」や「龍三と七人の子分たち」に近いイメージでしょうか(笑)。先もなく、もはや怖いものなしの老人達が、奪われた年金を奪い返すべく、不慣れな銀行強盗にチャレンジしていく姿は、時に哀愁が漂い、時にとってもコミカルで、不謹慎にも笑ってしまいます。
同時にサスペンスの要素もあり、老人達がプロの知恵を借りながら、どう警察から逃げきろうと画策するのか、その部分も非常に痛快です。
勿論倫理上は問題たっぷりですが、そんな野暮なことは置いておいて、老人達の丁々発止のやり取りを楽しみたい、そんな作品です。
コメントする