「緯度・経度で調べると、待合せ場所はフロリダ州ガルフハンモック野生動物保護区だった!」ミッドナイト・スペシャル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
緯度・経度で調べると、待合せ場所はフロリダ州ガルフハンモック野生動物保護区だった!
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テキサス州で少年誘拐事件が報道され、一方で宗教団体“牧場”にFBIとNSAの取り調べが始まった。少年アルトン・マイヤーが特殊能力を持ってることしか提示されず、何が起きるてるのかを推測させながら展開するSFストーリー。
ゴーグルが必需品である8歳の少年。X-MENのサイクロプス風だが、スーパーマンのコミックを読んで楽しんでる。夜中に行動し、昼間は寝てなきゃ死んでしまうとかで、大人たちが奔走する。誘拐事件を放送局にリークしたのは誰なんだ?とか疑問符だらけの中で徐々に明らかにされる脚本は見事。最近では『ブライトバーン』てのもあったけど、結局はかぐや姫のようなもの。
こういった超能力を持った少年のストーリーは、政府側が兵器として利用する陰謀めいたものが普通ですが、この作品では結構あっさりしている。軍事衛星を落とすというカタストロフィはあるものの、それ以外は何の説明もなく少年に説得されている。特にアダム・ドライバーが演ずるポールというNSA職員がなかなかいい(笑)。また、宗教団体も少年を利用しようとしているところが斬新ではあるけど、“救世主”とか言いながら、単に祀り上げるだけだったのかな?そこらへんがよくわからなかった。
その他のアクションでいえば、パンクした車を走らせるとこうなるよ!といったシーン。そしてラストのパラレル・ワールド未来都市の光景が幻想的だったし、父親マイケル・シャノンと元州警察の親友ジョエル・エドガートンの演技も魅力でした。
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