「滑走河」ハドソン川の奇跡 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
滑走河
エンジンが止まった飛行機が、ニューヨークのハドソン川に着水して、乗客乗員全員無事だったという実話を基にした映画。美談のはずなのに、国家安全運輸調査委員会から、なぜ空港に引き返さず、危険な着水をしたのか、と機長は追及されてしまう。コンピューターのシミュレーションは、操縦歴40年のベテランの直感に、ノーを突きつける。状況を冷静に判断したつもりだが、機長は揺れ始める…。
報道の過熱ぶりには恐怖を感じた。ほんと、メディアの餌食にはなりたくないなあ。機長の家族も大変だっただろう。飛行機事故が起こる確率は低いというが、事故になったら死ぬ確率はかなり高いわけで、死人ゼロはすごいことなのだ。なのに、外野にあーだこーだ言われるなんて…。
珍しくトム・ハンクスが、硬い顔ばかりで、ほとんど表情を変えない。生真面目で一徹な人物を、まじめに表現していた。機内の隅々に至り、最後までチェックしていた機長の、真剣かつ不安げな顔が忘れられない。
BS-TBSの放送を録画で視聴。
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NOBUさんのコメント
2025年11月26日
今晩は。
「最後にして最初の人類」の拙レビューにコメントを頂き有難うございました。映画「メッセージ」が好きな事も有りますが(テッド・チャンの原作も好きです。)大変に面白かったですね。
そもそも、考察系の映画が好きな事もありますが。
あ、今作も実話ベースのムネアツな映画でしたね。では。

