「現場が全て」ハドソン川の奇跡 まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)
現場が全て
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実話を基にしているし、オチも知ってる。
そんな中で、どうやって映画を盛り上げ見せるのかなと言う興味、トムハンクスだから外れないだろうという考えの中鑑賞。
あらすじは予告編やフライヤーのまま、『ハドソン川の奇跡』と言われたハドソン川への不時着で乗員全員が助かったお話。
そして機長はヒーローとなり一時時の人に。
これが報道されて知っている情報。
-----ここからややネタバレ含み(全く流れを知りたくない人は以下読まないでください)-----
でも実際は、事故を審査する部門から「本当に川に着水するしかなかったのか?本当は空港に戻れたのでは?」と投げかけられる。
同じ状況でのシュミレーションでも空港に戻れた。
「事故の原因を究明するため」という仕事をしている立場の人からすると、やはり原因は知らなければならない。
でも現場には現場の意見がある。
周りもフォローしたくともシュミレーションの結果がある手前、何とも言えない。
流れは完全に機長の判断ミス。どう立証するか?
トムハンクスが立証したあの瞬間、「どうだ!お前ら見たか!」ではなく、「現場ではこういうことが起きる。現場にいないと分からない。」という考えが全面に出ていて良かった。
これは普段の生活でも言えるなと思った。
正しいことをどう証明するか。相手を負かすのではなく、自分たちがしてきた正しい事と事実、そして角度を変えて見ると、結果として相手を納得させることが出来るのではないかと思った映画だった。
にしてもトムハンクス。
ハマるわ。
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