「【ここは私の家だ、出ていけ!”ポルタ―ガイスト現象が多発するエンフィールド家の真の事象の意味。】」死霊館 エンフィールド事件 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ここは私の家だ、出ていけ!”ポルタ―ガイスト現象が多発するエンフィールド家の真の事象の意味。】
ー 実在のウォーレン夫妻が扱った心霊事件第二章。
今作では、真の悪霊、ヴァラクの底り知れない憎悪が最終盤に描かれるが、彼女の憎悪の理由は何であるのか・・。ー
◆感想・・になっていません・・が、この作品と関係しています。
・私は、数年前まで所謂エクストリーム登山を、忙しい中実践してきた。
日本だけではないが、山中には魑魅魍魎が跋扈していて”マズイ”と思った地点は回避しながらルートを切り拓いて来た。
御存じの通り、北アルプスの黒部山域や、南アルプス南部には骸が多数ある。
・30代、学友と春先に八甲田山脈を山スキーで踏破する計画を立て実行した。酸ヶ湯温泉から高田大岳(八甲田山脈の最高峰。八甲田山という山はありません)に山スキーで登り、二泊して下山するというお気楽な計画であった。
・初日、30キロの荷物を背負って、無人の山小屋に到着。慣れた手順でエッセンを作り、早めに就寝。大きめの小屋でったので貸切り状態。
・異変が起こったのは夜半。吹雪でもないのに、山小屋の壁を壊れんばかりに激しく叩く音。枕もとのコッフェルの尋常でない動き。
流石に相棒に”ヤバクナイカ!”と声を掛けると、”マズイ・・。ポルターガイストだ・・。ここ、八甲田の死の行軍の場所だった・・”
一睡も出来ずに、朝を迎え、小屋の周囲を確認し、足跡が無い事を確認。
だが、強力な守護霊を持つ私は出発前に大きな瑕疵を犯した。
それは、亡き死者に対する供養の儀式(簡素なモノです)を怠ってしまったのである。
・結局、私は高田大岳直下で、大滑落をし、学友の”あ、捻挫だヨ・”と言う言葉の下、脂汗を流しながら、逆ボーゲンで酸ヶ湯温泉に9時間かけて到着し、当直医から“折れてますね!”と爽やかに言われ、青森の病院に生まれて初めて、救急車で直行。
<今作でも、地縛霊の存在を否定する学者が出てくるが、この世に未練、恨みを持つ霊は確実に存在すると私は思う。
問題は、そのような哀しき霊をきちんと尊ぶ事だと思う。
但し、ヴァラクのような底り知れない憎悪を抱える霊には、霊力の著しく高い霊媒師にお願いするしかないと思った作品。>