劇場公開日 2017年2月3日

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「怖さと美しさの共存」ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち shosho5656さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0怖さと美しさの共存

2018年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

どことなく悍ましく、それでいて美しい雰囲気。

エヴァグリーン扮するリーダー的立場の魔法使いもさることながら

特異な能力を持った子供たちの存在はどことなくX-MENを思わせる。

さてこの話は彼女らの住む特殊な空間に主人公が訪れることになる

ところから始まるが、何とドイツ空軍に爆撃を受けている地点で1日を

ループしているのだった。

設定がぶっ飛んでいて面食らうのだが、このようなループ空間が世界中に

いくつもあって、それは悪い魔法使いから子供達を守るためなのだとか。

悪い魔法使いは、無限の力を得るために魔法使いの力を取り込もうとしたが

失敗、醜い人の目には触れぬ怪物と化してしまった。だが、彼らが人の形を

取り戻す方法があって、それは異能者の目玉を食することだった。

そのため子供は格好の餌食であり、何としても魔の手から守らなければなら

ない。

そもそも、何でこんなヤバい時代を会えて選んだのかという話なのだが

それは作中で自ずと仄めかされる。

何だかナンセンスな能力者もチラホラいて、バランスの悪さに驚かされる。

又、作中全然異能を顕にしない奴が、終盤で大活躍したりと

見ていて楽しい要素が満載であった。しかし、何処と無く残酷な物悲しい

雰囲気が漂っており原作小説とティムバートンの奇妙な融合が

見事であった。

shosho5656