劇場公開日 2017年2月3日

  • 予告編を見る

「少し不思議な青春ストーリー」ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち ふーみんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0少し不思議な青春ストーリー

2017年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

これぞティムバートンの映画と言える作品。
不思議な世界に誘われます。

エイブ・ポートマンは孫のジェイクに、子供の頃はモンスターと戦い第二次世界大戦中は、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちがいる屋敷で過ごしていたことを、何年間も話し続けていた。

ある日エイブから連絡を受けたジェイクは彼のもとへ向かう。
そこで両目を失ったエイブを発見し、「ケインホルム島へ行き、1943年9月3日のループへ行け。そうすれば鳥が全てを教えてくれる」と告げ亡くなってしまう。
鳥類学者の父と共に島へ向かうが、屋敷は1943年9月3日に空襲を受け破壊されていたことを知る。
しかし翌日、再び屋敷へ向かうとそこには奇妙なこどもたちがおり
ジェイクは迎え入れられることになる…

ちょっとヘタレなところもあるジェイクですが、いざと言う時には勇気を振り絞ることのできる少年で魅力的ですね。
この映画はミス・ペレグリンが冠に付いていますが、完全にジェイクの成長物語だと思います。
1943年9月3日のループ(そこでは永遠に1943年9月3日が繰り返されている、故にこどもたちは歳を取らない)で
エイブのかつての想い人、エマに出会いやがて恋に落ちるという設定は何ともロマンチックですね。

実はいろんなジャンルが組み合わさっているような作品で、エイブの両目をくり抜いた、ホローガストと呼ばれる悪の異能者たちとの戦いが繰り広げられるという、バトル要素も組み込まれています。
サミュエル・L・ジャクソンが嬉々として悪のボスを演じているのが、なんだか微笑ましかったですね。笑

星2つ減の要因は、少し間延び感があったように思ったところがあったのと
あまり活躍できていないこどももいたように感じたのが大きいですね。
しかしながら、普通に楽しめるのでおすすめです。

ふーみん