「あんなもの食べちゃいかん」ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
あんなもの食べちゃいかん
「アダムスファミリー」の様な楽しくも不気味なお話なのかと思っていたのですが予想と違って正義と悪の対決を描いた作品で驚きました。
主人公もタイトルからミス・ペレグリンと子供たちが主体なのかと思っていたのですが主人公はジェイクという少年。
ファンタジー要素や恋のお話もあるんですがストーリーの軸になっているのは、この少年とお爺ちゃんとの絆で、それが見ていて微笑ましかったですね。
印象に残っているのは若き日のお爺ちゃんと電話をするシーンかな。
お祖父ちゃんは電話の相手が誰かわかっていないんだけど、ジェイクはお爺ちゃんからだとわかってる。
自分の為に死んでしまったお爺ちゃんに悪と対峙する決意をし、僕、頑張るから的な事を言うわけですが、あそこは短いシーンながらもグッとくるものがありました。
キャラクターは皆、個性的で能力はどこかで見たことあるかなっていう能力でしたけど、それぞれの力を協力し合って悪と戦うシーンは良かったですね。
中でも骸骨とホローが遊園地で対決してるシーンはBGMも相まって楽しかったです。
子供向きな所も沢山あるんですけど、、、ちょっと目玉を食べるっていうのがグロテスク過ぎましたね。
ホローから元にも戻る別なアイデアは幾らでもありそうな気がするんですが原作がそうなのかな?
あれは子供には見せられない(笑)
中学生ぐらいの子かな?隣の席で観てたんですがあまりの気持ち悪さにか目をそらしていましたね。
キャラクターで一番好きだったのはミス・ペレグリンですね。
主人公はジェイクなので、そんなに前に出てこないんですが日本でいうと天海祐希さんみたいな感じで堂々としてる女性で素敵でした。
あとこの物語の肝がループの概念ですね。
私も理解し切れてないのですがタイムトンネルが、これがちょっとしたタイムパラドックスを生んでいて物語にアクセントを加えていたと思います。
ティム・バートンが好きな人はもちろん、おとぎ話が好きな人にオススメな作品だと思います。