「予告編に左右されるべからず‼︎」ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編に左右されるべからず‼︎
ティムバートンの映画は
劇場初鑑賞。
勝手なイメージで
もっとポップ寄りな
ファンタジーなのかと思っていたら
中々のダークさだったのに驚いた。
吹き替え版も用意され
お子様にもどうぞ!の
雰囲気もあるが
せめてR15くらいにして
もよかったレベルだった。
いわゆる「ループ」が
少しわかりづらかったが
それを差し引いても楽しめた理由は
魅力に溢れたキャラクターに尽きる。
個性的なキャラクターが
多数出てくる映画の場合
感情移入できないまま
エンディング、、、
と言うことが多々あるのだが
(堤幸彦の真田十勇士がいい例だった)
この映画ではちゃんと
子供達に感情移入できた。
特にラストの遊園地でのバトルシーン。
自分たちの特殊能力を駆使して
戦うシーンはティムバートンの
絵作りも相まって思わず見入ってしまった。
余談だが
ここ最近見た何作かで
「予告編」を作る事の難しさを痛感した。
予告編は映画選びの
最重要ツールだと思う。
その予告編を見て、
その映画の全体的な雰囲気を知る。
その雰囲気が自分の好みに
合致していたら見に行くだろうし、
自分の好みとは違う路線だった場合、
見送ってしまうこともある。
だからこそ予告編は重要になるのだが
ここ最近「なぜこの予告編?」
と言う予告編に多く当たった。
今回の映画も、予告編からは
「絵本の世界をティムバートンが
ファンタジーな味付けで実写にしました」
みたいなイメージを受けだが
実際はもっとダークなイメージだった。
結果、個人的には思ってたよりも楽しめなかった。
その逆もある。
前回見た「サバイバルファミリー」は
「電気を失った現代人の
ドタバタコメディー」
かと思って、あんまり期待しなかったが、
見て見てびっくり。
もっとシニカルな笑いで
個人的にはハマった。
予告編を鵜呑みにせず
食わず嫌いをせずに
これからも映画を見ていこうと思った。