劇場公開日 2017年7月15日

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「見得を切るべし」パワーレンジャー ゾンビさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5見得を切るべし

2017年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

最近はトンとごぶさたですが、小さなころには戦隊やライダーに親しんだので、童心に帰って楽しんでみようかなと思っておりました。
しかーし!なかなか変身しないじゃないですか!

未知の物質に惹かれ、出会い、宇宙の運命に巻き込まれていく…
というところは監督の前作『プロジェクト・アルマナック』や、
かの名作『クロニクル』に近いものがあってさいしょは引き込まれますが、
あまりに長すぎるとそれはそれで微妙なわけで…。

これってなんだっけなぁ…と思ったら『ファンタスティック・フォー』ですよ!リブート版の!
あれ…監督は『クロニクル』のひとじゃん…。
そう、同じ轍を踏んだってこと!!笑

よくよく観ていると、ことさらに「ティーンエイジャー」という言葉が強調されてる…。
これは子ども向けじゃなくてヤングアダルトな作品だったんですね。
大人でも子どもでもない『ハンガーゲーム』とか『ダイバージェント』とかの。

じぶん探しとか、家族関係とか、友だち関係とか、10代の悩みに暮れてなかなか地球を守りやがらねぇ…
と思ったけど敵も11日という微妙な時間待ってくれるから平気☆

ティーンエイジャーが好きなもののひとつにホラーチックな演出がありますよね。
本作でももちろん取り入れられています。
敵の幹部リタ(緑のおばさん)がドロンジョ的な格好でモンスターのポジションも兼ねてくれていますね!

やっと変身するころには話も後半。
温存した予算をふんだんに使って大暴れ!
ただまぁ、映画.comさんでは『パシリム』『アベンジャーズ』好きなら観て!みたいなこと書かれてますけども、
それと比べるにはちょっと興奮剤が足りないんじゃないかなぁと思います。

日本の戦隊モノの手づくり感&CGへの挑戦の歴史が、ハリウッドのバジェットで完成する?
なんて期待をしていましたが、やっぱりハリウッドの路線は本家とは違ったみたいですね。

スーツでのアクションシーンがあまりにも少なくて、
ロボットアクションを売りにしているあたり、
監督や製作陣は実のところ戦隊アクションの魅力を信じていないのかなぁと思ってしまいました。

スーツアクターのアクロバティックやワイヤーアクション、
それもまた戦隊モノの魅力であると思っていたので、
もう少しCGに頼らない活躍も観てみたかったです。

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ゾンビ