「“戦隊モノ”と侮るなかれ。若きヒーロー達の成長物語。」パワーレンジャー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
“戦隊モノ”と侮るなかれ。若きヒーロー達の成長物語。
【賛否両論チェック】
賛:突然訪れたヒーローとしての使命に戸惑い、苦悩する若者達が、お互いに築いていく絆を通して、次第に成長していく姿が熱い。
否:メインは主人公達がヒーローになっていく過程なので、アクションシーンは思いのほか少なく、拍子抜けしてしまう感がありそう。
確かに戦隊モノの要素はふんだんに盛り込まれていますが、子供向けと侮るなかれ、そのバックボーンには大人でもグッと来るような、ティーンエイジャー達の成長ドラマがしっかりと描かれています。
突然手に入れたパワーを持てあまし、その使命をもなかなか受け入れられずにいた主人公達が、始めは敬遠していた仲間同士の絆を確かに感じた時に到達する、最強の戦士達としての覚醒に、思わず手に汗握ります。
逆に言うと、メインはあくまでもヒーローとして成長していく過程のストーリーなので、悪者との戦闘シーンはかなり少なめです。その辺り、好みは分かれるかと思いますが、世界を席巻した日本発のヒーローの雄姿を、是非ご覧になってみて下さい。
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