劇場公開日 2016年10月22日

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「橋本愛さんのPV」バースデーカード 細川ゆーさいさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0橋本愛さんのPV

2016年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

監督が橋本愛さんを撮りたいだけの映画。横顔をずっと長回しし、最後にはウェディングドレスと来たもんだ。早逝した母親は完璧な人格者で、娘との人間らしい葛藤は無く、聖母マリアのように神聖なる愛を注ぎ続ける。娘が成人し、さらには結婚するまでも手紙を通じて追いかけ回すのだ。むしろそんな母親の【おかしさ】をテーマにして、子に執着する哀れな母親という心理サスペンスに逆転させれば良かったかもしれない。娘と弟のやりとりや、初恋の相手、さらには父親との交流、そのすべてが薄っぺらく、型式通りの演技。諏訪の景色が綺麗だったという感想しか出てこない。最後の30分はえんえんとアタック25の番宣。テレ朝の後援はわかるが、いい加減にしてくれと言いたい。

細川ゆーさい