ジョン・ウィック チャプター2のレビュー・感想・評価
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得体の知れぬ世界からの追放・解放って…あれ?
前作で大いに興味を引いた暗殺組織「コンチネンタル」の概要が明らかになる本作…ていうか展開が進むにつれ、キアヌの『マトリックス』っぽくなってきてないか?
得体の知れぬ世界からの追放・解放となっていくあたりなんか特にそうだし、何よりローレンス・フィッシュバーンの登場が余計そう思わせた。
ガン・フーアクションも前作以上に冴えわたり、むしろFPSゲームっぽくなったなと思ったらタイアップにゲームがついていて納得。
1作目よりストーリーは良い
1作目は、ただ気持ち良いアクションシーンを撮りたかっただけだろうな、、、という、ストーリーも構成も何もない映画でしたが、今作は少し設定が整理されてきた感じです。謎のホテルを中心に町中に殺し屋がうようよしているという世界観は嫌いじゃありません。ただアクション映画というよりファンタジーに寄ってきていて、見終わった後の印象はマトリックスとも被ります。ともあれ嫌いじゃないので、3作目があるなら見に行きます。
“ガン・フー”と称される格闘と至近距離射撃を組み合わせた殺人スキル...
“ガン・フー”と称される格闘と至近距離射撃を組み合わせた殺人スキル、RGBを場面によって歪に強調する映像美、闇取引で使われる金貨等独特なノワール設定、全てが先進的で美しい『ジョン・ウィック』の続編。
前作のほぼ直後から始まる残酷度全開のバイオレンスと乾いたギャグが挨拶代り。ジョンが再び裏社会に引きずり込まれローマとNYで延々と繰り広げられる怒涛の殺人行脚。『男達の挽歌』や『ドーベルマン』等、80〜90年代の香港/フレンチノワールへのオマージュをそこかしこに配し、音響にまで繊細な工夫が施された殺人シーンは観客が何度も悲鳴をあげるほどに凄惨で、足を撃って動きを封じてから脳天を撃ち抜いてとどめを刺す“ガン・フー”スタイルをさらに前進させたキアヌ・リーヴスの俊敏さが際立っています。冷淡な質感のライティングで捉えた市街地での死闘には『ザ・レイド』の影響も垣間見え、どうやって撮影したのか見当もつかない超絶技巧を駆使した『燃えよドラゴン』を彷彿とさせるクライマックスまで目が離せません。『トリプルX〜』、『バイオ〜』と立て続けに活躍する新鋭ルビー・ローズの好演も印象的。
チャプター3が楽しみ
ロシアンマフィアへの復讐の続きから始まるが、そこは笑いを取るためだったみたいですね(笑)
車に引かれてもピンピンしているなんて、ジョン・ウィックがタフすぎるのも、もはやギャグ。
NYの街が暗殺者だらけというのも、もしかして笑うところだったのかも?
謎の暗殺組織からも手切れを宣告され、チャプター3が楽しみ。
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