劇場公開日 2017年7月7日

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「痛快さダウンもスケールアップ。最強の殺し屋、2度目の復活!!」ジョン・ウィック チャプター2 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0痛快さダウンもスケールアップ。最強の殺し屋、2度目の復活!!

2017年7月29日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:絶体絶命の状況でも動じることなく、襲い来る敵を次から次へと倒していく最強の殺し屋の真骨頂に、ハラハラさせられること必至。華麗すぎるアクションにも思わず圧倒される。
否:前作のような“復讐の痛快さ”はないので、なんとなく荒唐無稽さが際立つ印象。展開もかなりのご都合主義。

 前作では、愛犬を殺したロシアンマフィアを壊滅させた元最強の殺し屋、ジョン・ウィック。今回は思い出の家をバズーカで破壊したイタリアンマフィアと、賞金目当てに襲って来る世界中の殺し屋を相手に、前作を上回る怒濤のアクションを繰り広げます。
 四面楚歌の状況下にあっても、スマートさを失わず、華麗なガン・フー(ガンアクションとカンフーを融合させた武術)で敵を倒していくジョン・ウィックの姿は、孤独の中にも信念を感じさせ、非常にカッコイイです。ラストは切なさも残りますね。
 前作は復讐心に突き動かされて戦っていたものが、今回は陰謀に巻き込まれて命を狙われるので、やや痛快さには欠ける部分はありますが、他の追随を許さないガン・フーの魅力も満載ですので、是非観てみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド