「求めていたものとちがった。 孤独に追いやられたおばあさんが、過去の...」あなたの旅立ち、綴ります 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)
求めていたものとちがった。 孤独に追いやられたおばあさんが、過去の...
求めていたものとちがった。
孤独に追いやられたおばあさんが、過去の問題と向き合い解決していく話かと思いきや、新しくできた友人(訃報記者と孤児)とはしゃいだり旅行したり踊ったりしてるうちに、何となく楽しくなってきて、そのまま命を終える話。
結局最後までわがまま放題なおばあさんに、何やら意味深なアドバイスされても、私には響かなかった。「自分はいい母親だった」っていう毒親発言にドン引き。
ハリエット、アン、ブレンダ、それぞれ登場した時はキャラ立っていて魅力的だったのに、各々が抱える問題や悲しみがよくわからず、衝突や和解からの友情を結ぶプロセスが「なんとなく」に感じられて面白くない。
案の定、「良い訃報記事を書いてもらう」という目標に込められた「自業自得で追いやられた孤独からの解放、赦し」が、ちゃんと達成されないままなんとなく終わってしまい、肩透かし。
役者さんたちが最後まで作品に没頭されているように見受けられ、乗れる人には乗れる話なんだろうなぁ、と思った。
私は途中で降りました。残念な気持ち。
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