「再生の物語です。」雨の日は会えない、晴れた日は君を想う Birdさんの映画レビュー(感想・評価)
再生の物語です。
原題は「解体」、これでは見る気しませんね(笑)。
心の穴をふさがないまま大人になってしまった主人公が、
妻の事故死によって、露わになった自身と向き合うことに。
暗喩が非常に多く使われている内容で、
一度見ただけでは、??となる箇所も多々。
もし引っ掛かりが持てたら、ぜひウィキって見てください。
問いかけの深さに震えます。
邦題は長すぎて、とても正確に覚えきれませんがw
ラスト近くになって、謎が解けます。
しかもわざと反対の意味に訳しているのは、
今回に限って、邦題としてはよくできています。
主人公の出した答えは、哀しいほど美しい光景となります。
ラストで子供たちに交じって走る姿は、生を肯定できるいい表情になっています。
シャルル・アズナブールの「ラ・ボエーム」の流れる海岸のシーン、
切ないほど美しいシーンです。
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