「なかなか見応えがありました。緊張感のあるなかで、所々にユーモアを交...」アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか見応えがありました。緊張感のあるなかで、所々にユーモアを交...
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なかなか見応えがありました。緊張感のあるなかで、所々にユーモアを交えながら、人の命について議論が重ねられました。ただし、人の命とはいってもテロリストの命は一瞬の躊躇があっただけ。その躊躇の理由も米国人であるが故。ここでは無垢の少女の命。そこが議論の理由。テロリストを放置しておけば今後80人の命が危険にさらされる可能性がある。ただし、今テロリストを排除すれば一人の少女の命が消える。目の前の一人の命か今後可能性のある80人の命か。その天秤に正解はないと思う。軍人と政治家で語られる意味も違うし、米国と英国の温度差もあることが窺えた。皆が皆の立場で命を語る見ごたえのある作品だった。最後に少女の両親は、テロリストに変貌していきはしないかという懸念を残しつつ終わったことも、正しいことってなんなのかを深く考えさせられる。
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