「ぽ~にょぽにょぽにょヒトデの仔?」エヴォリューション いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
ぽ~にょぽにょぽにょヒトデの仔?
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2017年の最初を飾る鑑賞ということで去年見過ごしていた作品を選択。しかしこれが残念ながら『凶』に・・・
多分この映画は人を選ぶんじゃないかと思う。それと色々なマニアの人向き。例えば『ショタコン』、『触手系』、『医療』、『内蔵』、そんなキーワードに引っかかった人は別の視点に於いてこの映画を楽しめるんじゃないかと思う。
でも、肝心の謎解き、伏線の回収、正体を曝くという主題に関しては、全くもって観客にぶん投げてしまっている。それなりにヒントは出すのだが、いかんせん如何様にも想像できるような伏線になっていて、結局何が正解なのか皆目見当も付かない。そして、ラストは逃げる為の舟の辿り着いた先は通常の人が暮らしているであろう、臨海工場群というオチ。
母親だと思っていた女は、背中に吸盤。勿論看護士の背中にも。病気だと思っていた子供達は、赤ちゃんを出産するマシーンにさせられているのは実験?気持ちの悪い青い食べ物と薬。色々なハテナを引き摺りながら、結局何も解決せずに終了・・・
ストーリーのキモは興味深いのだから、何故上手く着地点を見いだせなかったのだろうかと、非常に悔やむ後味である。
でもこういう薄ボンヤリな作品を好む人もいるだろうから、これも映画ならではなんだろうなぁ・・・
自分としては今年初鑑賞として気合いが入っていただけに腰砕けな気持ちで渋谷の喧噪を後にしましたとさ。
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