バンクシー・ダズ・ニューヨークのレビュー・感想・評価
全25件中、1~20件目を表示
英語がもっと解れば〜〜
いとうせいこう氏のお勧めで観に行きましたが面白かったです。
そもそもバンクシー氏に関する説明がちょっと少なくて
知らずに見た人の中には、バンクシー氏がNYを相手に
悪ふざけしてるくらいにしか思わない人もいるかも〜〜。
まあ、バンクシーを知らないでこの映画を観に来るひとは
いないでしょうが~~
もうちょっと、このNYアートテロを
バンクシー氏が行なった社会的なメーッセージの意味を
彫り下げてもよかったのかも〜〜
バンダリズムとは
一方的に公共を破壊汚していく芸術ではなく、公共を通じて既成概念を破壊する投げかけをする芸術である。と言わんばかりのドキュメンタリーであった。
その点でバンクシーはデュシャン以降の上手物芸術の世界ではなく、ヒップホップ以降の下手物から上位概念まで通関する作家であると言えるのだろう。大衆に大衆が避けたがる行為を適切に提供してくれる作家だし作品である。
バンクシー騒動を良く知れた
バンクシーって何であんなに騒がれてるのか、路上の壁に絵を描く人?って感じだったけど、この映画を観て、なんとなくバンクシーの活動や社会へのメッセージを知ることが出来て良かった。
サウサンプトンの画廊が一番気の毒です(笑)
エンドロールに本人がいそう。
一応、美学とか美術史学とかを大学で学んだことがある私ですが、そこまでどっぷり浸かっているわけでもなく。
バンクシーはもちろん知ってますが、ほとんど知らない。そんな感じ。
冒頭では小池都知事の発言とかでも話題になった日本の作品も紹介されてましたね。
ニューヨークでの一ヶ月の創作活動で色んな住人が彼のアートワークの周辺でわちゃわちゃする様を楽しめた。
いろいろとやってたけど、一番面白かったのは一枚60ドルで街頭販売した件。
バンクシー
河内タカ氏トークショーつき。
バンクシーの計算し尽くされたアート同様、恐らくドキュメンタリーという体だが相当に本人の監修が入っているであろう計算された映画。
バンクシーというアーティストの作品を追うだけで、ストリートアート自体の今を知ることが出きる。
あれ真っ白に塗っちゃうのもったいないなー。
90
よかった
バンクシーは黒の使い方が大胆でかっこよく絵がとても上手い。黒と白のスプレーだけで描いているのだろうか。そんなスプレー画が一枚60ドルという普通に買うには絶妙にちょっと高い値段で売られていたのが面白かった。果たして自分が路上でそれを見たとして60ドルで買うかと言われたら、買わないと思う。よほどのことがなければ見ず知らずの絵にそんなお金は出せないだろう。バンクシー自身は見ず知らずの人の絵にそんな額は出せるのだろうか。そんなお金を払えるような人こそ豊かな感性の持ち主だと思う。
もっとバンクシーの正体に迫ってほしかった。
芸術の価値を決めるのは観た人たち次第。芸術なんてクソくらえ。
まず映画『グランドイリュージョン』を観た人なら「あーーー!」と思う場所が映る。
そう、5POINTZ。
ラストのショーを繰り広げるあの落書きまみれの建物です。
グランドイリュージョン好きにはちょっとアガるシーンだと思います。
そして本編。
このドキュメンタリー映画の情報源はネットに挙げられた情報たち。
主にSNS挙げられた情報。
その素材を元に、追っかけ動画を元に、バンクシーの謎を紐解く。
バンクシーに踊らされるNYの1ヶ月。
世界のNYがバンクシーに夢中になった1ヶ月。
バンクシーがメッセージを世界に発信した1ヶ月。
バンクシーのイラストを別の人に路上で売らせ、安くでしか売れないバンクシーの絵。
翌日バンクシーが描いたと公表されるや否や高値の付く絵。
知名度と芸術の皮肉を露わにしたバンクシー。
とてもスカッとする。
最初は「バンクシーってどんな人か映画で分かるの?(ネットには候補数人いたけど)」と思っていたけど、映画を観ていたらバンクシーの正体なんてどうでもいい。
バンクシーはバンクシーでいい。
【エンドロール】
情報提供や素材提供をしてくれた人のTwitterアカウントが登場するのは時代を感じる。
めちゃくちゃ面白くてエンドロールで泣いた。(錯乱)
先日よく知らないけどなんとなく気分で観た「イグジットスルーザギフトショップ」という映画で人物に興味を持ったので今日はこちらを観てみました。
私は本当に世間のことに疎くて、バンクシーなる人物のことを先の映画で初めて知ったのです。(割と最近、ディズニーランドのパロディが騒がれていたのはちらと見聞きしていましたが、その仕掛け人がバンクシーという人物だとまでは知りませんでした。映画観てから知って驚きました。)
この映画めちゃくちゃ面白くないですか?
久しぶりに、こんなに知らなかったこと、知りたかったことをワクワクさせながら教えてくれる映画観ました。個人的大ヒットです。
ぜひぜひ、こちら観て興味沸いた方は、イグジット以下略も観てみることをオススメします。どっちも観たからこんなに面白かったって断言できます。
まず、バンクシーやばいかっこよすぎ。
ちょっと皮肉屋だけど芸術家らしい繊細な感性も持ち合わせていつつ、型破りで大胆不敵、行動力抜群でおまけにびっくりするほどクレバー!!カリスマありますね。感覚が現代的で鋭いのもスマートでかっこいい。
おそらく、バンクシーという名のプロジェクトなんだろうなあ。しらないけど。ソロアーティストの多くはそういう形態を取るものだから。手足となる忠実な信奉者やしもべはいくらでも集まるんでしょうし、信頼できる身近な協力者も数名いるんでしょう。
バンクシーみたいな軽薄で目立ちたがりでチャラチャラしてるのは芸術と認められない、芸術とはもっと厳かで深遠で慎み深く知的なものだ、っていう意見、わかります。私はどちらかというとそっち側で、やっぱりアンディーウォーホルみたいなやつが美術館で展示会やるのは、美術館の質を落とす行為だと思うし、芸術といえばミケランジェロのアダムの創生とかカバネルのヴィーナス誕生だとかああいう感じのものこそ正統だろって思うし、奇をてらっただけのよくわからん現代アートはばかばかしくて芸術なんて呼べないよって思う。
誰でも簡単に情報発信できるこのご時世、SNSで作品公開してる「自称アーティスト」は掃いて捨てるほどいる。やってるほうからすると、絵も小説も写真も漫画も日記もエッセイもひとりごとも全部同じでただの暇つぶしの自己発信。バンクシーもその中の一人って位置づけでいいのでは?たまたま、ちょっとずば抜けて行動力と発信力があって、目立ってるだけ。バンクシー自身も芸術家と呼べなんて言ってないわけだし、無理に芸術家の枠に入れようとしなくても。そんなこと言ったら生きてる誰もがなんらかの表象してるから芸術家だよ。
●そこにある革命。
なるほど。こういうやり方もあるんだ。
ニヤニヤしながら唸る。
神出鬼没。
作品には強いメッセージ。
しかも正体は謎。
なんてワクワクするんだろう。
壮大な宝探しと謎解き。
権力にビクつく必要もない。
警察も煙に巻く。
作品を巡る悲喜こもごも。
作品が描かれたシャッターを切り取って売る者。
治安の悪いエリアでは撮影代を要求する輩。
作品への心無い落書き。塗りつぶす者。
そうかと思うと強化ガラスで保護したり。
落書きお直し隊が結成されたり。
軍への強烈な批判。
動物愛護。
スパイよろしく探知機しかけられたり。
絵描きのおっさんに60$ほどで売らせてみたり。
表現は批評家のモノではない。
ましてや政治家に規制されるなんて言語道断。
キレイな画廊ではなくストリートが彼のキャンバス。
バスキアのようであり、ルパンのようであり。
あっという間に心を奪われた。
ワクワクした!
バンクシーをまったく知らない人が見てもワクワクすると思う。ただ字幕だと情報量が少なすぎて、リスニング力の有無でかなり評価が分かれるかと。
dvdで観れば充分だけど、趣味の合う人と一緒に映画館で楽しむといいデートになりそう。
雑な作りだが面白い
描かれている内容と等しく、雑で計画性のない作品だと感じた。ただ、内容は文句なしに面白い。
マスで焦点が当てられない部分を掘り下げる意味でも、非常に価値ある作品に思えた。
作品そのものに感銘を覚えなくても、それが巻き起こす現象全てがアートだと感じるし、非常に現代的だと思う。その現象に参加する事こそが無常の喜びだとは思うけれど、現象と同時に顛末を詳細にわたって描き出すこの記録も貴いものとなっている。
様々なことを考えさせられるし、単に面白い現象を追いかけただけの記録ではなく、ひとつのドキュメンタリーとして昇華している。
作品
名前は知ってました、バンクシー。
とあるマンガで載ってたので…
それにしても凄いフィーバーぶりだったんですね。
一つ一つの作品も面白いけど、それに翻弄される人がまた…
確かに、全部含めてバンクシーの作品なんだなーと思いました。
英語がもっと解れば〜〜
いとうせいこう氏のお勧めで観に行きましたが面白かったです。
有名な「花束を投げる兵士」の絵を彷彿とさせる
何かしらのメッセージが絵の中には一杯込められていて、
その辺が解ればアートの値打ちが解ったと思うのですが〜〜。
そもそもバンクシー氏に関する説明がちょっと少なくて
知らずに見た人の中には、バンクシー氏がNYを相手に
悪ふざけしてるくらいにしか思わない人もいるかも〜〜。
もうちょっと、このNYアートテロを
バンクシー氏が行なった社会的なメーッセージの意味を
彫り下げてもよかったのかも〜〜
バンクシー知らなかった
ニューヨークで起こった 楽しい出来事を見せられた感じ。
その場に自分もいたかったなぁって思いました。(笑)
テンポいいドキュメンタリー映画でした。
後でバンクシー検索してみよっと(笑)
価値
見向きもされないガラクタにバンクシーが落書きしたら、価値が一転するアートの世界。
アートの本質、人間の本質、お金の本質。
アートに熱狂しているのか、謎めいた天才に熱狂しているのか、お金に熱狂しているのか。
バンクシー流のアイロニーから、様々な「欲」が見えてきます。
人々のリアクションも含めて作品
シネマジャック&ベティで2016/04/13に鑑賞。
バンクシーの作品を巡って騒動を起こす人々が踊らされているようにしか見えなくて滑稽だったなあw
インスタグラムにアップされる作品の場所をいち早く探してニューヨーク中を駆けずり回る追っかけはスマホのゲームのイングレスを連想してしまった。
作品を盗んで売ろうとする人や塗りつぶしてしまう人、それを批難する人、バンクシーを捕まえようとする警察、報道するマスコミ、とんでもない高値で買う人。それらのすべてのリアクションまで含めて彼は自分の作品だと思っているんじゃないかな?だから盗まれようが塗りつぶされようがその状況もまた作品なんだと思っていそう。
そうすると、彼の作品から派生したこの映画も彼の作品だし、こうしてその映画にコメント書いているこのレビューも彼の作品ということに!?ぐはっ、やられた、いつの間にか作品の一部にされたwwww
壮大な社会実験!
バンクシー・ダズ・ニューヨークが蘇我で公開されたので観てきたが、めちゃくちゃ面白かった!
テンポ良し、音楽良し、編集良し。ドキュメンタリー苦手な人でも関係なく、最後までドキドキしながら観られるだろう。
こんなにワクワクさせるドキュメンタリーは観た事ない!
この映画は、毎日NYの何処かにバンクシーが作品を制作・設置し、それを日々自分のWebにアップする事で始まる、NY中の人の"宝探し"の様を収めた壮大な社会実験を映像化したもの。
宝探しに熱中する人、作品を盗み転売し金を得る人、それを止める警察・ファン、迷惑だと怒る人々
皆バンクシーの手のひらの上で、NY中がバカ騒ぎ!
バンクシーの作品に大量に触れる事の出来る楽しさもあり、バンクシー流の社会のおちょくり方も時に痛快、時に辛辣かつ冷静。
世界一の都市に住む人々と、熱狂と共に巻き起こる大騒動!
これはもう一度見たい!
全25件中、1~20件目を表示