劇場公開日 2019年2月8日

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「とにかく映像が美しい!けど…」アクアマン さうすぽー。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0とにかく映像が美しい!けど…

2019年12月6日
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かつてこんなに映像が美しいヒーロー映画があっただろうか…

僕にとってDC映画は「バットマンVSスーパーマン」以来になります!
この映画が全然好きになれなくて、それ以来DC映画は観ていませんでした。
ただ、この映画は予告編も格好良くて評判も良さそうだったので観ました。

まぁまぁかな(笑)
でも観てて楽しい映画でした!

今回はファンタジー要素が強い事もあってかぶっちゃけアドベンチャーです!
主人公とヒロインがかなり冒険します。

さっきも言ったのですが、
映像は物凄く綺麗で、恐らく他のマーベル含めた全てのヒーロー映画で一番綺麗だったと思います!
特に海中の街並みや海中でのバトルの所は本当に最高です!

海中都市であるアトランティスは僕行ってみたいです!
絶対一発で閉め出されると思うけど(笑)
カラフルな光が目立つ近未来的な建物と海中の遺跡等が見事にマッチしていて、そこに魚も優雅に泳いでいて、非常に幻想的で綺麗なものになっていました。

また、話題になってる海中のバトルは圧巻です!
人が殴られたりするときにカメラワークが殴られた人と同じ方向に動いたり、武器にズームの焦点を絞ってスローモーションを入れたりと、非常に独特で面白いです。
これは、監督のジェームズ・ワンの独特の演出らしいのですが、見事に光っていました!

個人的にラストのバトルが一番迫力があって見所です。
ただやり過ぎな感じはありますが(笑)
他にも、陸でのアクションは屋根を使った戦闘等、ヒーロー映画らしくハラハラして迫力のあるものになっていました!

なので、アクションと映像、それからカメラワークは本当に素晴らしいのですが、何故星3つなのかを話したいと思います。

まずは、キャラクターです。
アクアマンを含めたキャラクターがそんなに印象に残りませんでした。

アクアマンは、とある事情で自分を攻めてるのですが、ユーモアのある人物でもありました。
ただ、そのユーモアの部分が弱かった気がしたので、もう少しやってほしかったです。

ヒロインやヴィランである弟、そして参謀等も嫌いではありませんがさほど印象に残ってるわけでもなく、正直普通でした。

そして、全体的な脚本がわりと微妙に感じてしまいました。

ヒロインの最初の登場の仕方が唐突過ぎたり、腕輪にGPSが搭載されてることに後半まで全然気付かなかったり、色々と疑問点も上がってきます。

また、作中でアクアマンの弟が「人間達は海を汚染してる」とか言い出すのですが、完全に特大ブーメランです!
確かに正論は言ってると思います。
ただ、海の人間もあんな派手な戦闘をして、戦艦とか普通に壊してるのに自分達は海洋汚染をしてないとでも言うのだろうか?
正直そう感じてしまいました。

あと、主人公とヒロインがとある目的で陸の何ヵ国も渡り歩くのですが、どうやって行き来していたのかも疑問です。

そして、主人公と敵の立ち位置と境遇は「マイティ・ソー」と結構近かったり、目新しさがそんなに感じられなかったです。

色々と粗雑だな感じる部分はありますが、それらを充分にカバー出来るほどの映像やアクションで楽しむ事が出来ました!
確かに設定が微妙だったり弱かったり感じても、カッコいいアクション、綺麗な映像があれば別に良いじゃないか!
映像のクオリティを重視してる方には間違いなく好きになれる仕上がりになっています!

個人的には周りほど好きになれたわけではなく、この作品以上に好きなヒーロー映画もたくさんありますが、劇場で観れて良かったなと感じます。

さうすぽー。