劇場公開日 2019年2月8日

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「アクアマンは海洋民族フェニキア人?」アクアマン HEALTH AND GRAVITYさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクアマンは海洋民族フェニキア人?

2019年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

銀行強盗も、民族浄化も、漫画の世界によくある大悪党の地球制覇の試みも───地上で起こる。アクアマンが、熱狂的漫画ファンの間で「もっとも迫力に欠けるスーパーヒーロー」と言われてしまうのは、それが理由である。(中略) しかしアクアマンは、そのような第一印象より、実際はもう少しかっこいいのである。(中略) アクアマンが海辺のレストランでブロガーにインタビューされる場面があるのだが、彼は対人関係の駆け引きにも優れたところを見せている。ブロガーが無礼な態度でこう尋ねる。「誰にも好かれないスーパーヒーローって、どんな気分ですか?」反論する代わりに、アクアマンはウェイトレスに、子どもの学費にもなりそうな大金をチップとして与える。「少なくとも1人からは好かれているさ」というわけだ。(中略) アクアマンの力の範囲は水のある場所に限られているが、それ以外の地域に脅威が迫っていると知った時にも、海底洞窟にこもってくよくよ悩んでいたりしない。「正義の味方(ジャスティス)リーグ」の一員として、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、グリーンランタンなど、世界名うてのスーパーヒーローたちに、命を捨てる覚悟で戦ってくれと働きかける。───(草思社『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』)

HEALTH AND GRAVITY