「意外に水上でのバトルが多め」アクアマン beshさんの映画レビュー(感想・評価)
意外に水上でのバトルが多め
長めの上映時間に対して高い満足度を得られなかった。決して悪い作品ではないのだが。。全体的にどっかで見たことあるようなシーンの詰め合わせというか。肝心の海底都市もスターウォーズのコルサントに中世ヨーロッパ要素足して海に沈めた感じだし。
定型のストーリーをまっすぐに展開する貴種流離譚モノは、話自体に意外性はないため、斬新な世界観や大迫力で観客を圧倒するバトルシーンなどをどうしても期待してしまう。昨今でもバーフバリのような度肝を抜かれる作品も出ているので、戦闘シーンなどがインフレしていているのか、いま一歩、本作からは突き抜けた印象を受けなかった。
アクションも様々な映画のバトルシーンの詰め合わせのようになっていて、贅沢と言えば贅沢だが幕内弁当な感じでイマイチなのかもしれない。せっかく海底でのアクションという強いオリジナリティを持った設定だし、豪快にシャケだけでどーんと勝負するシャケ弁映画にもなっただろうに。要所要所では期待を上回るシーンもあるが、意外に普通の陸での戦闘が多い。海のシーンは安っぽく見えないCGで作るにはお金かかりそうだし大変なんだろうけど。
甲殻王国とアトランティスの戦闘は、カニ兵器デザインがイケてる感じで、ゾイドっぽいワクワク感があったが、急に大海獣バトルみたいになって収束してしまうし。もうちょい海底のキャラを楽しみたかった。
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