ザ・フラッシュのレビュー・感想・評価
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そこでは腹減らないの?
自身に時間をさかのぽる能力があると知ったフラッシュが、両親の悲劇をなかったことにしようとしてパラレルワールドに行ってしまう話。
幼い頃に母親が何者かに殺された上に、容疑者として捕まっている父親の無実を証明出来ない悲しさから走り出したら…あれ1日戻ってね?
ってことでそれならばと過去に戻って仕込んだ帰り道、乱入者により強制的に走るのを止められて…。
あんまりしっかり特報を観ていなかったけれど、フラッシュ2人なんですね?それよりもマイケル・キートンの「I'm Batman」がアンパンマンに聞こえて仕方ないのばかりが気になってました。
能力駆使すりゃ実はフラッシュ無敵じゃね?なんてことも思ったけれど、そういえばスーパーマンも時間戻れる程の高速移動出来るんだったw
そんな状況下でのテラフォーマーなゾッド軍との戦いはちゃんと見どころはあるものの案外あっさりで、あくまでも時間をさかのぽれるフラッシュのドラマがメイン。
設定がチート過ぎて活かしきれていないとは感じたし、泣き所は判らなかったけれど、DCにしてはなかなかキャッチーだしとても面白かった。
お部屋のポスターは今更な恐竜100万年?なんで?
母へのレクイエム
DCコミックの地上最速ヒーロー・『フラッシュ』を主役にフュチャーした、SFアクション。そこに、マーベルのアベンジャーズに対抗する、ジャスティス・リーグでお馴染みのバットマン、スーパーガールと共に、嘗てスーパーマンに倒されたはずの、悪役のクリプトン星人・ゾッド将軍との死闘を繰り広げる展開。
最近は、『スパイダーマン』や『ドクター・ストレンジ』等、この手のSF作品では、マルチバーサスの世界が描かれることが多い。本作も、殺されたフラッシュことバリーの母と、母殺しの無実の罪を着せられた父を助ける為に、その事件が発生した過去に遡り、その忌わしい過去をやり直そうとする、マルチバーサスの世界での物語。
当然、バリーの若かりし頃の自分とも遭遇し、母も生きているが、過去を変えようとしたばかりに、時空が歪んでゾッド将軍が復活させ、地球の危機が訪れるという、ある意味、自業自得な内容とも言える。しかし、ラストに涙の家族愛の物語として、終止符を打っているのは、こうしたSFアクションには珍しい結末。
また、本作の見所としては、現代ではベン・アフレックが演じるバットマンも、過去の世界では、なんと80年代にバットマンを演じた、懐かしいマイケル・キートンが務め、新旧2人のバットマンが観られるのも、粋な配役設定だ。
そして、フラッシュを演じているのが『ファンタスティック・ビースト』でクリーデンスを演じた。エズラ・ミラー。決してヒーローの顔立ちではないが、その分、シュールな笑いを、あちらこちらに挟み、他のヒーローとは違うキャラクターを生み出している。更に、性格の違う過去のバリーと現代のバリーの2役を、巧みに使い分けて演じている。
その他にも、ジャスティス・リーグの面々が、チョコチョコと登場するのも、見逃さないで欲しいし、クレジットロール前に登場するブルース・ウェインを、ベンでも、マイケルでもない大御所俳優が登場させるのも、サプライズな演出。マーベル作品に負けず劣らず、豪華ラインナップな俳優陣と言える。
フラッシュクラッシュ!!
近年最高のDC映画かもしれない
足が速いヤツがカッコ良いのは小学生までじゃない‼︎
最初から最後までとても楽しかった。
エズラ・ミラーは影のある青年をやらせたらピカイチ。
大好きです。
小学生男子は足が速い子がモテるけど、
それは小学生までじゃない!いつまで経っても足の速い
男に男は憧れ、女子は惚れるのだ!
足が早過ぎて過去に戻り、
そこからの展開が全く読めずに
ワクワクドキドキしました。
まさか小学生からバットマンを観てきた自分にとって、
こんな最高の展開が待ってるなんて思いもしなかった。
マーベル作品はマルチバースが開いて、
なんとなく製作陣も頭がこんがらがってんじゃない?
となんとなく、この先乗れるのかな?
と不安になってたけど、
DCはそこを過去作に絡め上手い事やった!
とテンションが上がりました。
長らくDCはマーベルの後塵を拝して来たと思ってた
けど、今作によってそれに並び、
ジェームズガン含め、期待感で言ったらそれを抜いてしまった感すらあります。
最高でした。
まさかの猿の惑星みたいなオチも素晴らしかった。
鍵を握るのはエズラミラーのプライベートだと思う。
今作のテーマでもある、過去は変えられないので
しっかりケアして最高のジャスティスリーグを期待しております。
いい意味で期待を裏切る会心作
「ジャスティス・リーグ」で登場した地上最速のヒーロー、フラッシュがメインということで「線が細過ぎないか?」と危惧したけど、、、これ最高じゃあないですか。
幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去に戻って歴史を改めたが、歴史を変えると色々弊害があるみたいで、、、スーパーマンに殺されたはずのゾッド将軍が地球を襲った。
自分的にはブルース・ウェイン(=バットマン)を演じる役者さんがツボだった。現在をベン・アフレックが演じ、過去では『バットマン(‘89)』と『バットマン リターンズ(‘92)』のマイケル・キートンにバトンを渡した。
時を戻すと昔のキャストになるという発想、これメチャクチャおしゃれだと思う。まあ、40歳だったキートンが70歳になってしまったのは致し方なし。
更にエンディング近くで登場した第三のブルース・ウェインにクスッとした。こんなユーモアが好きだ。
楽しい、面白い(気楽)
わかりやすいヒーローものを期待するか否かで割れるかも?
大変楽しめました。
DCシリーズ総決算^_^ 笑えて泣ける家族向け作品
知識なくても楽しめる
予備知識なし、DC作品もほぼ見てませんが(マイケルキートンのバットマンはうっすら記憶にある程度、クリスチャンベールのバットマン3部作は好き。あっ!最新のバットマンも見てた)十分楽しめました!
普通のヒーロー物としても良し、家族愛を描いた物語としても良し、笑いあり、涙を誘う場面もありで見応えはありました。
ただ、本筋に辿り着くまでに、過去のバリーの奔放さをちょっとしつこく描きすぎてる感がありました。あれじゃキャラクターとして好きになれない。後半持ち直したましたが、結果として、最後のあれに辿り着くわけだからそれが正解なんだろうけど…。とはいえ、現在と過去のバリーの演じ分けはさすがエズラミラーといった感じです。
バッドマンはやっぱりカッコいい!!戦闘シーンはワクワクするーしびれるー!!あのメカ達は何度見ても憧れるわー(о´∀`о)
そしてバットマンに関しては最後までサプライズが。
スーパーガールもカッコ可愛い◎
初代スーパーマンの姿もちよこっと拝めるし、歴代ファンにはたまらない作品だと思います。
バットマンが最後ああいった形になった以上、続編はあると思うので楽しみに待ちます!
うまい、はやい、やすい(かるい)‼️
なにしろ、冒頭からの掴みが上手い❗️
予備知識がない人(私のことです)でも、カフェでのやり取りを通じて、主役のキャラクター情報がユーモアを通して伝わってくる。
と思ってたら、大物俳優が続々と(色気まで携えて)登場するわ、みんな大好きクイックシルバー系の人助け活劇で引っ張るわで、スクリーンに釘付けとなります。
その後の展開も、あちらのアメコミ系ライバルに比べると格段に軽いというかチープなので妙に親近感が湧くのです。
傷んだ髪の毛のように枝分かれだけで済んだはずのものが、二本の線の交差になり、挙げ句の果てはミートソースをかけられたパスタになる。
マルチバースの説明がこれですよ❗️チープでしょ?
でもこの軽さがいいんです。
今までの関連作品を、時系列や系統立てて網羅的に見てない私のような人間にはありがたい。
クリストファー・ノーラン監督のダークナイト系三作品やワンダーウーマンは覚えてるのに、ジャスティスリーグ?それ、見たかな?という程度の浅い映画ファンの私には、重苦しくない乗りの作品とは相性が合うのです。
出演俳優のギャラだけで、日本映画一年分の製作費が賄えるんじゃないかと思えるほどの豪華建築なのに、お邪魔してみたら、敷居が低くて遠慮なく会話のできる風通しの良い部屋でした。
もちろん、その部屋の冷蔵庫にはよく冷えた缶ビールが一人あたり2本くらいは行き渡るようにちゃんと用意されていて…
そんな印象で、後腐れのない軽やかな映画。
なかなか良かった
ファン向けの映画
なんでもアリ
大変優れたタイムパラドックスものであると同時に、マルチバースもの。
DC版『Dr.ストレンジ』『アントマン』の様相。
歴代スーパーマン、歴代バットマン好きである私にブッ刺さり。
だって、過去作品の邂逅があるんだもの。
面白かった、たまらん。
ただ、観終わって少し経ち、冷静になると……
なんでもアリすぎない?(^^
心の中のビートきよしが「いーかげんにしなさい」とツッコミを入れたりして。
俳優の交代に便利な設定ではあるけども。
また、冷静に考えると「なにもせんほうがよかった」ってことでしょ?
フラッシュの盛大な独り相撲。
スーパーガールの立場は?
というのに少しモニョった。
ところで、主演のエズラ・ミラーは、幼女虐待疑惑や、女性への暴力訴訟ってどうなったんだっけ?
ディ●ニーじゃないから、疑惑の段階だけではお蔵入りしなくてよかったな、と思いはしましたが。
『マーベルが失いDCが手に入れたもの』がはっきりした、まさにフラッシュポイント的な作品
栄枯盛衰という言葉がある。どれほど栄えたものでもいつかは廃れ、新しいものにとって変わられるという意味だ。本作の原作はアメコミ好きならご存じのDC界最大の事件と言われる「フラッシュ・ポイント」と言われる作品が原作である。過去を変えようとした地上最速の男が、ちょっとしたミスでバタフライエフェクト的に世界の歴史そのものを大きく変えてしまうという壮大な物語である。世界のバランスとは、ちょっとした選択で大きく変わってしまうものなのだ。そういう意味では、少なくとも本作でDCとワーナーは正しい選択をしたと言えるだろう。
冒頭から始まるバリーのカフェのシーンはザック版ジャスティスリーグを見た人へのサービスだし、最後のウェインが登場するシーンに至るまで、全編を通してすべてのDC映画ファンへのサービス精神に溢れている。これはかつてマーベルがエンドゲームやスパイダーマンNWHで持っていた、時代を超えたファンサービスであり、製作者がうまくファンのニーズを掴んでいることがわかるシーンである。
長らく続いていた迷走から、やっとDCが辿り着いた《答え》がここに見えた。一方のマーベルは作品の質の低下やラインナップの迷走、役者の不祥事(これはDCも一緒)、ポリコレ問題などに悩まされまさに迷走状態である。アベンジャーズから次々とヒーローが去っていったように、かつてのマーベルの栄光は今はもうない。そんな、すでに衰退が始まったように見えたヒーロー映画界に、まさに本作は「フラッシュ・ポイント」を起こしたと言っても過言ではない。
ヒーロー映画の時代は衰退を始めているのは仕方のないことだろう。しかしヒーローを愛している我々は知っている「ヒーローとは追い詰められた時こそ真のパワーを発揮するものなのだ」。本作がマーベルやDCを問わず、新たなヒーロー映画の新時代を切り開いてくれることを私は心の底から祈っている。
しかし、マイケル・キートンのバットマンの安定感は半端なかったな。
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