「圧倒的NO.1」ザ・フラッシュ Taroさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的NO.1
映画開始直後から目に飛び込んでくる映像スタイルがまぁ好みだこと。
とーにーかーく、ワイド!超広角🎥✨
iPhoneで言う、0.5x でめちゃくちゃ寄って撮影しました!!と言わんばかりに映像は広々かつ被写体はデカデカと。フラッシュの顔面は画面から飛び出てくる寸前w エズラ氏の顔が歪むは歪むはw (褒めてます)
比率は最近のDCならではの16:9(上下に黒帯なし)で上下に余裕があり、広い空間をうまく活用したもの。奥行き感と立体感がでて最高に気持ちよい。
コミカルな要素を織り交ぜつつ、ヒューマンドラマはがっつりシリアスに。スピーディーなカット割りで全く間伸びなし。どんどん進みます。
こんな撮り方できる監督いたっけ?と、今更ながらスタッフを調べてみると、監督はアンディ・ムスキエティ、楽曲はベンジャミン・ウォルフィッシュ。あのホラー映画『イット』のタッグじゃないですか。
なるほど... 納得。
バットマンのダークな部分はホラー並みにダークに、コミカルな部分はちょいちょい大人にしかわからないネタを交えた見事なバランスに。大人も子供も楽しめます。
キートン世代に受けるネタも随所散りばめられており、わかる人にはたまらないのでは。そういう意味で脚本は相当うまく練られ、それをさらっと演じるエズラ・ミラーの演技も見事。彼の本気、魅せてもらいました⚡️
予告編で解禁されているダブルエズラ・ミラー。今の技術があるからと言うのは簡単だけど、同一人物をあれだけの尺撮影するのは相当苦労したのでは。
粗を探そうとしても全く違和感ないどころか、むしろ2人のエズラミラーに感情移入して、同一人物であることを忘れてしまうほど。双子!?と疑ってもおかしくない。CGや特撮がストーリーの為にしっかり使われているお手本。(CGや特撮だらけで中身のないアクションだけではないということ☝🏻)
ブルーレイでのメイキング映像特典が楽しみでしかたない。公開前にいうのもなんですが、ワーナーさん4Kブルーレイの発売待ってます😌ぜひ3Dも🙇🏻♂️
楽曲はキートンバットマンの旋律がしっかり活かされ場を盛り上げる。あのデーレレ、デーレーレー♩(伝わるよね?よね?)の旋律しか勝たんと言わせていただきたい。ただ、フラッシュやスーパーガールのテーマは正直弱かった。思い出そうとしても思い出せない。ただ、彼らがパワーを発揮するときの音の使い方はお見事。思わず観ていて力が入る、応援したくなる。
もともと大のDCコミックスファンということで、タロはイースターエッグなどの小ネタをそれなりに拾えたけど本作を見る前にぜひティム・バートンのバットマン、バットマン・リターンズのおさらいを。ついでにマン・オブ・スティールもかじっておくとより楽しめるはず☝🏻なかなか情報が詰まっているのでリピート要素満載の仕上がり。
褒めるところの方が圧倒的に多い今作、集大成というよりかはここからDCの本領発揮!と言いたいところ。本作をもってエズラ・ミラー降板??と考えるともったないという気持ちでしかない。
でも本作でさらにDCコミックスファンが増えること間違いなし。
スーツデザインも"色々な意味で"超かっこいい!
スーパーガールもめちゃくちゃかわいい!
お世辞なしに、今年No.1。
早くみんなに観てもらいたい⚡️⚡️⚡️