「星はDC実写化を進めてきた事に対する評価で、実際の中身は…」ザ・フラッシュ 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
星はDC実写化を進めてきた事に対する評価で、実際の中身は…
限りなくゼロに近い星です。
昨今のマルチバース当たり前状況がデフォルトになったため、色々なタイプの世界線でのヒーローが出る事は客側も慣れてきただろうと脚本もやりたい放題。
しかも今回はタイムリープも加わって何でもあり。
何でもありすぎて、脚本が破綻してしまい、長い映画が結局今までのDCオマージュとなってしまい、無駄にキャストが豪華なだけの24時間テレビの様な仕上がりに。
主役の「ジャスティスリーグはメンタルまでみてくれない」という自虐ネタも寒いだけで、結局中盤の活野球、人の死が殆ど無駄に終わりカタルシスも大したことがなく終わり、最後のアクアマンだけ続くよの話もただの自社PRでしかない…
DCに求めるしっとりとした暗さをザックスナイダーが黒くしすぎてしまい結果迷走し、最後ヤケクソに終わらせたかのような残念な仕上がりで、ダメ押しなのが久々のジャスティスリーグの映画なのに関わらず、劇場でグッズ販売が皆無。
同時にぶつけてきたスパイダーバースとは雲泥の差であり、マイケルキートンファンとしても悔しい。
しかしながら、ダニーエルフマンのあのテーマ曲は効果的に使われ、ゾッド将軍も初回より最強極悪に描かれておりそこは良かったと思います。
が、総じて敵が何かぶれまくっており、単なる過去作オマージュでしかなく、ニコラスーパーマンも無駄に決めてるだけの同人映画だったという印象。
昔観て散々こき下ろした「最後のジェダイ」と同様に、この映画がなくても世界がほとんど変わらないまま終わり、唖然んとして失った時間を取り戻すべく、新宿の駅のホームで逆走…
p.s. 私事ですが、女性関係がスッキリし、僕のジャスティスもリブートです(雑