劇場公開日 2016年10月22日

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「ニコラスは、A級になれないなぁー」ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ニコラスは、A級になれないなぁー

2022年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画.comの皆さんのレビューにもある様に、ニコラス・ケイジは、最近は、A級の作品にはどうも巡り合わなくなってきている。決して、本作も面白くないわけではないし、映画出演から遠ざかっているわけでもないが、製作費や監督・、脚本も含め、ヒット作品には縁遠くなっているのは事実だろう。ハロウィンをテーマにした本作品も、これまでたくさんの作られてきたホラー作品の一つに過ぎず、目新しさや斬新さを感じさせるものではなかった。

ストーリーの舞台は、ハロウィンの夜。そのカーニバルの人混みの中で、父親がほんの少し目を離した隙に、一人息子が行方不明になり、その行方を必死に追う父親役を演じるのが、ニコラス。当然そこには、父親としての息子を想う後悔や懺悔、妻からの叱責等、予想通りの展開で家庭が崩壊していく。

そして1年後。再びハロウィンが近づいた季節になり、不可解な怪現象に悩まされる。しかし、それが息子からのSOSと知る中で、息子の失踪の謎を再び追い、次第に過去の忌まわしき事件に纏わる史実や亡霊の存在に辿り着く。そして、一人命がけで、息子を助け出しに、黄泉の世界へと向かう。

この作品は、Amazon primeで見つけるまでは、知らなかった作品。突っ込みどころや不自然な設定も多い区、鑑賞後もB級作品だと感じたのが正直なところ。但し、主演・ニコラス・ケイジという名前をテロップで見つけただけで、再生してしまったのは、やはり彼のネーム・バリューは、しっかりと私たちに根付いていることも確かだ。だからこそ、そろそろ、彼の再起となるようなヒット作品を望みたい。

bunmei21