「●ゲルマン民族の憂鬱。」帰ってきたヒトラー うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)
●ゲルマン民族の憂鬱。
痛烈だ。そこかしこにブラックが散りばめられている。
ところどころにあるモザイクは演出なのか。
ドイツでは日本と違って、徹底的に戦争の過ちや残酷な死について教育する。
小学校から高校までの長きにわたって。それだけに想像以上にヒトラーはタブーなハズだ。
悲劇を繰り返してはならないけど、ヒトラーが魅力的なのも事実だ。
こんなに痛烈にモノを言うってのも、日本じゃ考えられないだろう。
しかもヒトラーを介して言わせるって、これ以上のブラックがあるだろか。移民問題とか、ドイツが抱える問題が浮き彫りになる。
過去の話じゃなく、今現在も強烈なリーダー待望論がどの国でもある。
トランプ氏がアメリカ大統領候補に支持されるのも、わからなくはない。
笑えるようで、笑えない。唸らされる。
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