「オモシロイ」帰ってきたヒトラー U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
オモシロイ
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ただのコメディではなかった。
勿論、コメディとしても成立はしてるが、見所はそれ以外にも、しっかりある。
この映画は、一般人まで巻き込み、ヒトラー自体に存在感を与えようとしてた。
フィクションとノンフィクションの狭間を、行ったり来たりする感覚が、とても心地よい。おそらくは、台本がない部分もあるのだろう。アドリブで乗り切るシーンもあったはずだ。
まさに、彼は、カメラの前では、四六時中ヒトラーであったわけだ。
それだけではなく、一般人を巻き込む事で、現在のドイツを知る事ができる。
ヒトラーの立ち位置だとか、ドイツと世界の関係性とか…そういうものまで見えてきたりする。
緊張と緩和…色々と考えさせられる興味深い作品だった。
一旦失脚したヒトラーが映画化を機に再ブレイクするところで本編は終わってる。
…まさに「今」なのだ。
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