「脚本と演出が上手くて、少年たちが可愛くて可笑しい。」イエスタデイ(2014) 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本と演出が上手くて、少年たちが可愛くて可笑しい。
"The" Beatles の Yesterday という曲の話ではない。
ノルウェーの映画である。
TheのつくBeatlesが観たい場合は、
The Beatles: Eight Days a Week -- The Touring Years
を観るべし。
Sing Streetのようにバンドをバリバリやる訳でもない。
もうちょっとボーイ・ミーツ・ガール寄りの話である。
1967年「サージェント・ペパーズ…」が出た頃の、
ノルウェーはオスロが舞台。
ビートルズ大好き16歳少年4人組がいて、
中でも「取り柄がないのも珍しい」と自虐するキムが主人公。
思春期の男の子のじれったさ、バカさ加減と、
甘かったりしょっぱかったりする女の子に振り回される様子が、
真に迫って可愛くて可笑しい。
そして、モノローグも含め、
気の利いた台詞がたくさんあって楽しい。
それから、
伏線の張り方と回収のしかたが絶妙。
さらには、
演出とカメラワークもいい。
いや~
面白かった(^。^)
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