ルイの9番目の人生のレビュー・感想・評価
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新宿ピカデリー スクリーン9で観る
好みのタイプのストーリーではないことを前提に。
思わせぶりなシーンが永遠と続くのが冗長で、悪の根源が分かってしまう。
パパ役はカッコいい。
とても面白かった
格好良い女刑事や催眠術を使うセラピストなど、脇役がとても魅力的で、主演の男女2人は影が薄い。特に男がよりによって「フィフティシェイズ・ダーカー」の富豪男で、アレよりはマシだが、やはり女にだらしない役だった。
子供の深層心理を題材にしたファンタジー。基本的にそれだけで充分面白く見られたのだが、もっと怖い演出があるのかと思ってたらあまりなかった。終盤、種明かし的な展開も悪くはなかったが、それまでの、話がどっち方面に転がるか分からないフワフワした感じがとても良かった。
不思議系ミステリーかと思ったら違った。笑 全体通してテンポが独特で...
不思議系ミステリーかと思ったら違った。笑
全体通してテンポが独特で、だから奇妙ではあるんだけど、もちょっと観易くしてほしかったなー。
パパが良かった。
虹色に輝く良質サスペンス
9年で9回死にかけた少年の生い立ちを巡るミステリ・サスペンス。
あらゆる面でバランスの良い、良作だった。サスペンスとしても脚本のクオリティは高いし、もう1つの主題である家族愛をとっても、感動のシーンは全く嫌味じゃない。所々ドキッとする演出があり、ホラー映画かよ。とも思ったが、それは監督がホラー映画出身だと知って納得。主人公の昏睡状態における描写はまるでファンタジー映画を観ているようだった。
ナタリーを演じるサラ・ガドン、滅茶苦茶美人だな!とお思いの方も多かったはず。私もどこかで観たような気がして、調べると彼女、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『複製された男』に出演していた。確かに出てた。こういう薄暗い闇を抱えたメンヘラ若奥さんがハマり役すぎだ。美貌に何度も引き込まれそうになるが、やはりどこかワケあり感があり、演技なのだろうか?だとすれば相当凄い女優である。
ルイは9番目の人生である昏睡状態が、今までで一番心地よいと言っていた。このセリフに私は、なんと幻想的で素敵なんだろうと感動した。しかしその9つの人生もあのメンヘラナタリーによって意図的にもたらされたものなのかと考えるとちょっと気持ちも冷めてしまうのが残念。ファンタジーとサスペンスはやっぱり共存し得ないのだろうか。
ダークファンタジー
生まれつき不遇な事故や災難に見舞われ九死に一生を経験するルイ。
正真正銘の9回目の命の危機に直面したルイは、昏睡状態となっていた。
ルイを愛するママと、行方不明になったパパ、事件性を感じる警察、小児昏睡専門医、ルイを取り巻く大人達の間にルイの人生の真実は隠れていた。
タイトルだけで判断し、感動モノだと意気込んで観に行ったら、まさかのダークファンタジーで意表を突かれ大焦り(笑)
大人達はずるいんですよね。
納得出来るけど、なんか観終わったあとにザラつくこの感情はなんでしょうかね?
まぁ伏線は回収されるし、感動モノと思わずに観れば納得のストーリーだったのかな?(笑)
唯一、望んだ世界にたどり着いたルイだけが救われたのかな…悲しい物語でしたわ。
ルイの9番目の人生
2018年6本目の劇場鑑賞。
リズ・ジェンセンによる世界的ベストセラー「ルイの九番目の命」をアレクサンドル・アジャ監督で映画化したミステリー・サスペンス。
9歳の誕生日に崖から転落して昏睡状態に陥った少年の数奇な人生と、
その裏に隠された切なくも驚愕の真相をミステリアスかつファンタジックに綴る。
原作は未読。
冒頭で、
ルイが誕生のときから生死にかかわる事故9回をルイの語りでコミカル風に描かれる。
しかし生き返ったルイは昏睡状態で眠っている状態で、
視点がルイだけでなく、
医師や母親や精神分析医にころころと変わる展開。
ジャンルもサスペンス?ファンタジー?ミステリー?と様々。
ルイの運命に隠された秘密も割と普通でした。
本作の情感あふれる奇想世界を監督したのが、
アレクサンドル・アジャ監督なのだが、
アジャ監督のこれまでのキャリアは「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」「ミラーズ」「ピラニア3D」といったゴア描写のホラー作品が多かったが、
前作の「ホーンズ 容疑者と告白の角」から、
ホラーではない脳の領域を検索するテーマが通じる作品を撮っている。
またホラーに戻って欲しい。
ひねりの効いたストーリー展開が秀逸
現在、過去を行き来しながら映画は進む。前半はやや退屈。(後半のストーリー展開を自分なりに予測しながら過ごす)だが、後半45分ごろから面白さが急加速。アーロン・ポールの風貌が効果的。泣けるミステリー映画である。
不思議な感覚の映画
ファンタジー風な切り口から入って、ミステリーやホラー、最後は人間ドラマの要素まである、不思議な感覚の映画。陳腐なミステリー映画になってしまいがちな話を、この演出と子役のエイダン・ロングワースの名演技が救っている。
ワオ
13本目。
スゲー面白かった。
脚本がいいんだろうね。
ずっーと観いってた。
子役がいいし、ママはキレイだし。
ま、男なら分かる。
タイトルだけで判断すると、お涙頂戴的なストーリーかと思ってたけど、面白かったからいいか。
休出のモヤモヤが大分スッキリ。
ちょっといただけない物語
原作は読んでおりません。ポスターがかなり昔のホームアローンに似ていたためにほんわかしたホームドラマと思いきや。。。。。。。。
サイコホラーであり、私の趣向とはかけ離れていて受け入れられないものでした。主人公の母親と既婚の担当医師が不倫して子供ができて最後はその母親の元に行くというインモラル部分付き。ちょっと好きになれない。劇場を出た後も後味の悪さが残りました。
デートには向かないです。
親子の絆
ネタバレ無しをモットーに映画レビューを書いていますが、この映画は難しい。(>_<)
何を取りあげてもネタバレな気がww
テーマは良くも悪くも親子の絆だったように思いますが、
この作品自体が、亡きアンソニー・ミンゲラ監督のご子息が、お父様の遺志を継いで完成させた作品ですものね。
『アートスクール・コンフィデンシャル』は、ご子息だとは知らずに拝見しておりましたが、すっかり立派に成長なさって。
製作ばかりか脚本まで執筆なさるとは!これからが楽しみ……
って、それにしてはエグイです!!
父ちゃんが、これを映画化したかったなんて。:(;゙゚'ω゚'):
子供としてどうよ。
親の愛はわかるけど、親が子供に与える影響力の大きさには、空恐ろしくなるばかり。
思わずホドちゃん親子を連想してしまいました。
『ホドロフスキーのDUNE』があまりにもお茶目すぎて、心の中でホドちゃんと呼んでおります(o^^o)
裏話の数々が衝撃的でしたが、中でも私の興味を引いたのはホドちゃんの息子。
DUNEの為に少年時代を棒にふってんじゃんよ!!∑(゚Д゚)
親に洗脳されて、言いなりになっちゃって、なんとお気の毒な少年。。(T-T) と思いましたが
『砂の惑星』のくだりの息子の一言で、そんな単純なものではないと感じました。
ホドちゃんを説得出来るのは彼だけ。
ホドちゃんの息子は客観的に父親を見つめ、世間とのギャップも理解した上で、自ら危なっかしい父親に協力する道を選んだのでは?
だって傍にいる息子は、子供のように純粋で情熱の塊のような父親を呆れながらも愛している眼差しで。
実は芸術家ホドロフスキーの一番のファンは息子なのではないか?と思ったものです。
『リアリティーのダンス』でも体を張ってましたしね〜(^-^;
ホドちゃんも、自分の要求を受け入れてくれて、一番信頼できる役者は息子さんなのでしょう。
この映画の主人公とブロンティス・ホドロフスキーとがダブり、
また、映画監督なんて厄介な職業の父親を持つマックス・ミンゲラの幼少期にも思いを馳せた次第です。
もちろんミンゲラ監督はホドちゃんとは別のタイプだとは思いますがww
そんな良くも悪くも影響し合う親子の絆で観ると、ラストは亡くなったミンゲラ監督の、息子を尊重する愛に溢れていました。
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