「ハリウッドあたりの実写でなくて、本当に良かった」ソング・オブ・ザ・シー 海のうた だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドあたりの実写でなくて、本当に良かった
大正解。大当たり。
キャラデザインが
何かに似てるなと
ずっと引っかかってたが
ポポロクロイス物語でした。
音楽も素晴らしい。
ケルト音楽はなぜ、あんなにも
琴線に触れるんだろう。
昔、友人に誘われて見に行った
リバーダンスを思い出しました。
ジブリアニメを彷彿とさせるシーン
島に帰るクーは
まるでメイトさつきを乗せて走る
猫バスのよう。
マカが息子の元に羽ばたくシーンは
千と千尋の湯バーバのよう。
これは絶対に実写でしてはいけない作品。
アニメでしか、しかも、このタッチでしか
成り立たない作品。
シアーシャがとにかく可愛い。
物語前半から時折見せる
髪を耳にかけるような仕草に
キュンキュンきました。
この感覚は、初めてとなりのトトロを
見たときと同じ感覚。
メイがマックロクロスケを両手で捕まえて
一段一段不器用に階段を降りるシーンで
キュンキュンきたときと同じ感覚。
シアーシャの力が弱まっていくにつれ
その耳にかける髪がどんどん白くなっていく。
そんな伏線だったのかな?
ベン。良いおにぃちゃんになったね。
お母さんがいなくなったのも、
お父さんがかまってくれなくなったのも
全部シアーシャのせい。
お兄ちゃんだけどまだ幼い子供だもんね。
マカの家に入る時にかけた
3Dメガネのシーンで号泣。
最後にシアーシャが歌を歌えたのは
ベン、君の心からの
後悔と反省があったから。
よく言ってくれたね。
ありがとう。
お別れのシーン。
「お母さんも一緒に残らないの?」
このセリフに号泣。前の座席の人も
後ろの人も号泣。
クー。
ベンとシアーシャを助けてくれて
本当にありがとう。
君ほど勇敢でユーモアで忠実な
パートナーは見たことない。
これからもみんなをよろしくね。
ベンとシアーシャを家まで送る時に
時折見えてたつぶらな瞳が
もうむちゃくちゃ可愛かったぞ^_^
おばあちゃん。
マイペースで時折自己中になるけど
自分の孫だもん。
愛おしくないわけがない。
それから、
たまにで良いから
シアーシャに
上等なタオルを使わせてあげてね。
本当にハリウッドあたりが
実写化しなくてよかった。
数年に一回あるかないかの
完全ノーマークからの
大当たりでした。
まずは予告を見てください。
何かしら心がザワついたら
是非見に行ってください。
予告編で心がザワついたので、観てきました!笑
なんなんでしょう、この独特の世界観。
スカボローフェアを思い出しました。
クーのお利口さ
シアーシャの愛らしさ
ベンのいじらしさ
絵も音楽も素晴らしい