素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店のレビュー・感想・評価
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絶滅危惧種のラヴコメ
ほぼ絶滅危惧種のラヴコメなので
これは貴重だな〜と思って観賞。
大富豪の設定だけに、マニア垂涎の名車も登場するし
アクションあり、推理あり、ドンデン返しありで
今時のラヴコメには、
こう言う要素も盛り込む必要があるのかも〜と
観た直後は面白い!と思いましたが
ちょっと時間が経ってみたら
少し盛り込み過ぎてゴチャゴチャし過ぎたかな〜と言う感想。
でも、最後、愛する人に看とられて〜のあたりはもう涙〜〜
気楽に観られます。
尊厳死が認められている国が地続きで
往来も自由なEUでは、映画の新たな題材として
選択枝の1つとしての「死」を考える事で
生き方を問いなおす映画がこれからも増えそうに思います。
暇つぶし映画
安楽死を題材にしていますが、それが受け入れられる人には単なる安いラブコメでしょう。
ポスターだけ見て「大人の恋愛映画かな」という印象うけ前情報なく観たので、序盤の自殺できない男が安楽死させてくれる会社をみつけるという面白そうな設定に期待感MAX。さらに、「死」を「次の階」と言うアンネ。印象的で、生死について描いた深みある作品なのかなと思ったら、結局1つ1つを膨らませるのを断念し、色んな要素混ぜすぎてごちゃごちゃしてる作品でした。設定が面白いだけに残念。安いラブコメになってしまった。重い題材をラブコメで描くならばそれだけでいいのに。「ムラー」とか「感情をなくしてしまった男」とかごちゃごちゃアイディアいれすぎ。そこいれたいならコメディとかドライブシーンいらない。
コメディで泣かせたいならもっとシンプルにすべき。
日本人にはコメディにならない。
話としての面白さはまぁあったけれど、コメディではない、少なくとも日本人には笑えるポイントないと思う。何度か狙いに来てる感はあるんだが、ことごとく外された。
ストーリーもドンデン返しはまぁまぁだったが、割といろんなエピソードが雑。取って付けたような弁護士敵役設定とか。
感じたのは、オランダ人とは死生観とか前提が違うんだなぁということかな。尊厳死が認められてる社会の感覚の違いは感じた。
あと、インド人が葬儀屋やってるっていう設定もオランダ人からするとなんか面白ポイントなのかもしれない。でも文化的背景が無いので拾えない。
こういう映画かと思ってみればまぁこんなもんかっていう映画(ちょっとオシャレなラブコメ)なのかもしれないが、予告がとにかく違う方向(めちゃめちゃウィットの効いたコメディ)に期待煽っていたのでガッカリ感がすごい。
期待はずれ
ほのぼのとしたコメディで、細かいこと言いっこなしなのかもしれないけど、ちょっと期待はずれだった。
自殺志願の2人が愛し合っちゃって、自殺やめたいけど止められない!どうなっちゃうの?という展開を期待してたけど、だんだんどうでもよくなっていって、感情をなくした男が人間らしい心を取り戻していくところに重心が移っていってから、自分の興味からは外れてしまった。
悪者にされた秘書?についても、それまではほとんど相手にされず、急に屋敷を売るというからいろいろ手配したのに、直前になって契約破棄とかもういい加減にしろ!ってちょっとかわいそうになっちゃったり。笑
悪い映画ではないけど、好みとは違ってた。
まさにサプライズ❣️
さすが安楽死が合法化されているベルギー。
ピンピンコロリを素材にするとこうなるんだ。すごい重いテーマのはずなのに、明るく楽しく描いているし、まさに結末が〜題名の通り〜サプライズ。いろいろ考えさせられたけど、十分楽しめました。
兄弟たちが可愛い
パンフレットの色使いが素敵で鑑賞。
少し退屈した。
あんまりストーリーが残らない映画。
なんであんなに言語が使われてたのか不思議。
オランダ映画観たの初めてだったので、こんな感じなのか〜というノリで観てた。
すぐに忘れちゃうかもだけど、さらりと上質な映画!
予告編からサスペンスコメディかと思ってたら、
ちょっといい話で裏切られました。
幼いころ父の死がきっかけで
感情がなくなってしまった
若き貴族の大富豪ヤーコブが、
自分殺しを代理店に依頼するという
何とも滑稽な設定です。
確かベルギーって安楽死が認められてたからか、
日本人には少し違和感ありますけどね。
主人公が同じ依頼者の女性と出会って、
自分を取り戻していく。
初めての幸せでやめたいと思ったら、
時すでに遅し。
そしてどんでん返しあり、ほろりあり。
ラストシーンは、なんておしゃれなんでしょ。
鑑賞後は爽快な気持ちで。
役者がいい。
主役のイェロン・ファン・コーニンスブルッヘさんは、
本国オランダで
司会やコメディアンとマルチな活躍らしい。
だんだん人生を輝かせていく、
グラデーションが上手い。
お相手のジョルジナ・フェルバーンさんも、
オランダで評価されている有名な女優さんみたい。
目が印象的で、
時折見せるおちゃめな感じがよかった。
第70回アカデミー賞外国語映画賞受賞の
マイク・ファン・ディム監督はこれが2本目。
ハリウッドからのラブコールを断り続けて、
母国での制作にこだわったという奇才。
演出もなかなかの力量で、
コーエン兄弟とウディアレンを足したような、
ストイックでチャーミングな世界観がが素敵(笑)
あまり見たことがない、
現代のヨーロッパ大富豪が住んでる
お屋敷を覗けるのも、面白い。
広大すぎてよく手入れのされている庭園に、
そこで働く人たちに、代々の肖像画...。
特筆すべきはカールームに佇む往年の名車たち。
ジャガーEタイプを筆頭に、ポルシェ356スパイダー、
ACコブラ427、ファセルベガ500、
シトロエン・メアリにルノーのF1カーまで。
そんな貴重な骨董品を惜しげも無く
デートで使うんだから、車好きにはたまらない。
絵や雰囲気が落ち着いてて、
普段ハリウッド映画に見慣れていると、
とっても新鮮な気分。
風情のあるオランダ~ベルギーというEU圏の、
素敵な風景に和む。
そこにビバルディにモーツアルトにバッハに
ピアソラの音楽も軽快に絡んできて、
上質な時間が流れます。
ネタバレしちゃうから
いろいろ書けないけど、
テンポもいいし、シナリオもよくできています。
まぁ名作とまではいかないし、
すぐに忘れちゃうかもしれないけど、
上質で、さらりとして、ちょっとだけ切ない。
構えないで観れるそんな軽い映画も、
たまにはいいなぁと思ったのです。
意外に現実的な…。
もっとファンタジー色が強い作品かと思ったら、意外に現実的でリアル。ファンタジー感は見終わるとほぼゼロ。
人間関係の意外なビックリもあってお話し自体は楽しめます。
幸せと満足が生きる糧なんだな、と。
飽きずに観れます
最初の導入部分も長すぎず短すぎず、全体的にテンポよく進み、飽きずに観れてあっという間の105分でした。
ストーリーが割とシンプルで分かりやすいところも好きです。
割とありがちな展開ですが、微妙に予想に反した展開になる箇所もあり、それもよかったです。
ジーンとくるシーンもありましたよ。
旅立ちを延期したいヤーコブの課題もサプライズ。そして、ホロリ。
幼い頃のトラウマで、感情を無くし、生きる気力も失ったオランダの貴族で大富豪が、人生の旅立ちを“代理店”に依頼することから始まるストーリー。
なるほど~。ヤーコブの依頼したコースがサブライズであることと、もう一つの“サプライズ”が隠されているわけですね。冷静に考えて見れば、そう言う設定は、劇映画にはありがちな設定ですが、その設定が明らかになるまで、考えても見ませんでした。お見事。店主はそうでもないですが、店主の息子たちがインド系に見えるので、見事に騙されました。
それにしても、貴族の生活って、庶民には理解不能ですね(笑)。広大な敷地に巨大な館、そして、高級車が何台もあると言う、維持費だけで首が回らなくなりそうな生活。この作品では、別途、財団を設立して社会活動を行っているという設定はわかりましたが、逆の収入の方はわかりませんでした。一体、どう言う事業を行っているのか謎です。
EUで、シェンゲン協定の賜だなぁと思ったのが、ヤーコブがオランダ国民で有るのに対して、旅立ちを依頼したのがベルギーの代理店であるということ。実際ヨーロッパのEU圏に行ってみると、国境線なんて日本で言う県境みたいなもんですからね。
それと、オランダあるいはベルギーだと思ったのが、様々な言語にみんな通じていること。英語、フランス語、オランダ語・・・。そうじゃ無いと生きていけないですからね。
旅立ちを延期したくなったヤーコブに課せられた課題のシーンは、ちょっとホロリとします。
この代理店の業務は、ある意味“安楽死?”な訳ですから、ベルギーと言う設定なのかな?
中々面白かったです。
わかっちゃいるけど
原題のままで良いのにアンネが登場した時点で…内容からも邦題からも始まって直ぐにどうなるかが大まかにみえ、そこにどう向かって行くのかという流れ。
それでもハラハラ、ドキドキ、コミカルに、テンポも良く、意外な展開もあり最後まで楽しめたし、「サプライズは選ばなかった…」には熱いものが込み上げた。
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