素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店のレビュー・感想・評価
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「グローニンゲン・プロトコル」と言う考え方があるのを無視するな
ともかく「オランダ映画なのになんでブリュッセルなんだ」とそこに気付いてもらいたいものだ。そこに気付かないと意味不明だろうね。
日本人はヨーロッパ人の死生観つまりメメントモリを理解していないね。
こんな映画見て、僕は怒りを感じるけど、オランダ、ベルギーは日々成長している。
こう言う考え方はあるけど、全く別な考え方がも存在すると見るべき。
でもこの映画は
オランダ人に対する偏見を助長する話だね。
オランダ、ベルギー、などなどは売春が合法で安楽死も合法である。また、重度の障害を持って生まれてきた子供から命を奪う事も実質的に可能である。
そして、それでいて、死刑制度は廃止。移民政策には不寛容。
軍隊はNATOの中でも強力。
さて、オランダ国籍がないと、売春合法以外何も出来ない。だから、飾り窓を飾る女性はほとんどがオランダ国籍のない東奥諸国の出稼ぎ。オランダ国籍が取得出来るわけではない。
つまり、この地域に住むカトリック教徒には異形の目で見られている事も東洋系として知るべきだ。オランダ人全てがこんな考えを持つわけではないのだ。カトリックとは全く違う選民思想だからね。勿論、選民思想が一方的に悪と言うわけではない。
それもファシズムだからね。
また、同じ安楽死、売春が合法のスイスの女性の参政権は1990年までなかったと言う事実も知ってもらいたい。
この映画はどうでも良い。ブラックユーモアと言うが、笑える所は一つもない。
日本人で死にたい人は75歳まで待とう。
日本にはPLAN75があるじゃないか!!
【”死後の楽園。終着地への案内人。”今作は幼い頃に感情を失った大富豪の男が自殺幇助会社と契約をするも、会社内で偶然知り合った女性と恋に落ち生きる道を選択する一捻りあるブラックラブコメディである。】
ー 今作の監督であるマイク・ファン・ディムは、オランダでは有名な方だそうであるが、寡作な監督だそうで初鑑賞である。
だが、ブラックテイストながら、衣装や意匠に拘った画や、センスある物語構成が気にいった作品である。-
■母が亡くなり天涯孤独となった大富豪・ヤーコブ(イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ)は、母が亡くなった事で念願の自殺を計画する。死に場所を探していたヤーコブは、車いすに乗った老人を押していくスーツ姿の男を見かけるが、断崖絶壁から戻って来た男が押す車椅子には、老人は居なかった。落ちていたのは”死後の楽園。終着地への案内人。”と書かれたマッチ箱だった。
そして、そのマッチ箱の会社が、あの世へ旅立つ手助けを裏稼業として行う葬儀屋という事を知り、サプライズコースを契約して死を待つことになる。しかし、同じサプライズを待つ女性・アンネ(ジョルジナ・フェルバーン)とその社内で出会い、ヤーコブの心は少しづつ、変化していくのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・結論から書くと、お気に入りのテイストの作品である。お金を掛けた衣装や意匠に拘った画や、奇想天外な設定が実に良いのである。
又、自殺幇助と言うタブーをテーマとしながらも、一級品のブラックラヴコメディになっているところも良いのだな。
・ヤーコブが恋に落ちたアンネが、実はあの世へ旅立つ手助けを裏稼業として行う葬儀屋の社長の”義理の娘”と言う設定も実に良い。アンネは、ヤーコブの命を狙うために近づいたのだが、彼と恋に落ち、社員である何故かインド顔の義兄弟たちと繰り広げるカーチェイスも、アクセントとして効いているのである。
・アンネが父と話し合い、一人殺せばヤーコブと共に葬儀会社に入社し命を助けるという約束をした後に、その一人がヤーコブの家で長年、執事長をしていたムラー(ヤン・デクレール)で、彼は妻を失った後に、ヤーコブと同じく死ぬタイミングを考えており、彼の前で毒の入ったワインを飲み、ヤーコブとアンネは晴れて、葬儀会社に入るという可なりブラックな内容だが、出来の良いストーリー展開が気に入った作品である。
<今作は幼い頃の出来事で感情を失った大富豪の男が自殺幇助会社と契約をするも、会社内で偶然知り合った女性と恋に落ち生きる道を選択するブラックラブコメディなのである。>
ハリウッドリメイクあるか?と思ったけど
予告編の出来栄えが抜群で、久々に「観たい!」と思わせる映画でした。
なんと言っても、奇抜な設定と、それに翻弄される主役の男の運命は?という映画の王道を行くようなストーリーに興味を惹かれました。
女優さんはとっても魅力的で、これといった映画に出演していないのが不思議なほどですが、オランダではキャリアを積んだベテランの域にあるようです。
すごく若くも見えるし、人生に絶望した老女のようにも見える、不思議なルックスで、主人公が一目惚れするのも仕方ないと思います。
比べて、主役の男性に魅力が乏しい。何不自由なく育った、貴族の御曹司ってきっとこんな人なんだろうなという、のそっとした印象で、活躍らしい活躍をしないまま、話は進んでいきます。唯一、浜辺でのダンスシーンのみ、素敵に光っていました。
前半、畳み掛けるような話の展開にワクワクしますが、なぜ彼女が「奇妙な代理店」にサプライズ自殺を依頼したのかが明かされるあたりから、やや強引な印象を感じました。
偶然と思っていたことが、そうではなく、仕掛けだったのだなという展開ですが、それにしたって力ずくで、かなり無理があると思います。
テンポ良くポンポンと見せられる、楽しい作品です。
ハリウッドで、人気の俳優を起用してリメイクされそうな素材です。
あと、往年の角川映画に、赤川次郎原作でこんな雰囲気の映画がよくありましたね。
絶滅危惧種のラヴコメ
この映画に出会えたことが最高のサプライズ!
議論が活発化して欲しい
生と死の問題をダンスするようにかろやかに
以前、「世界一嫌いなあなた」というイギリス映画で、愛し合っているのに
自らの障害を苦にして尊厳死を選ぶ男性が出てきた。
今回の映画も、尊厳死の問題をかるく扱っている。
この映画では、「世界一嫌いなあなた」とは逆に、最後に愛する人と生きることを選ぶ。
ほっとして、ちょっぴりしあわせな気分に。
しかし、最後まで、尊厳死を望む人は絶えない、、
さらっと楽しく見られるが、そのあと
いろいろに議論ができそうな映画だ。
これは素敵な映画
感情を無くしてしまった大富豪があれやこれやの末に 人を愛するいい話。主人公が恋するヒロインがとにかく格好いい!
執事長が丹精込めてお世話している庭も素敵。しかし住まいが城ってすごい。持ってる車もすごい。何度観ても面白い。
あっという間に終わっちゃった!
まさに素敵なサプライズ
この商売は成長産業かも
主人公は貴族の大富豪、母親が亡くなり自分も死のうとするがうまくいかない。
ひょんなことから秘密裏に殺してくれる会社を知り、申し込むのだが、棺桶選びで知り合った美女が気になってしまう。
この会社、いろんな死に方をオプションで選べるようで、指名した人に看取ってもらうこともできるのだが、主人公はサプライズ死を選ぶ。
可笑しくて、ロマンチックで、ちょっと物悲しい、語り口が絶品。
死ぬための旅行
ヨーロッパコメディのいいところ
オッサンの青春!
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