「泣ける笑える痛快エンタテインメント」真田十勇士 helenaさんの映画レビュー(感想・評価)
泣ける笑える痛快エンタテインメント
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2回鑑賞。始めから驚くスタートで、時代劇ならぬ分かりやすくウィットに富んだ現代的な感覚を取り入れた堤監督らしい遊び心満載なエンタテインメント時代劇でした。今までに多かった史実に忠実で侍と殺陣、侘び寂びといった日本の武士の歴史といった重さはあまりなく、真田物語を架空の十勇士を題材にして、大坂の陣を舞台にした様々な人間模様をエンタテインメントに表現してあり、笑うし泣くしキュンとさせられるしとっても楽しかったです。それぞれのキャラクターが濃くて俳優たちがカッコイイ。戦闘シーンは大迫力で、特に勘九郎さんの佐助の一つ一つの動きが美しく観るたびに感心します。松阪桃李さん扮する才蔵は短刀の捌き方がカッコイイ。見せ場の十勇士の戦闘とその終わりは心奪われました。泣きました。そして最後の大どんでん返しはえーって感じで楽しかったです。役者のスタントなしの身体能力の凄さも見所です。火垂役の大島優子さんも動きもカッコ良かったし才蔵とのシーンは可愛いし、いいキャラでした。映画のオアシス的な。2時間15分があっという間で娯楽としてほんと面白かったです。ユーミンのテーマ曲も最後気持ち良くしめてくれます。エンドロールも最後の最後まで楽しませてくれました。実はもう一回観たいシーンがあるので観ようと思います。
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