「テンションで押し切る感じ」ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ) サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
テンションで押し切る感じ
ニンジャ・タートルズ第二作。前回がマイケル・ベイ監督作品だったのでそれにはちょっと劣るものの、テンションの高さは健在。というかテンションで押し切って盛り上がっていくスタイル。小難しいこと考えずにタートルズのニンジャアクションをぽかんと口開けてみてればそれでいい。
小難しいことを考えてしまった場合はテンポの悪さが気にかかる。気にかかったがゆえの評価星3。ただ、非常に細かいところなので気にする方がおかしいのかも。シュレッダーの能天気さとかデブ博士の急な小物化とか。あとドナが脚本上の便利屋になっていて、不可思議現象をすべてドナが解説しちゃうのは、笑えたり笑えなかったり。
また、前回も仲たがいして先生の死(死んでないけど)で団結し直したのにまた仲たがいするのはねえ…。次回作があったらまた仲たがいするのかな…?しかも今作では何が団結のきっかけになったのかよくわからなかったし。ここが一番のもやもやポイントか。
アクションはいいよ。爽快。大胆。敵側のアクションも持ち味を活かせてかなりいい。「チームとして困難を乗り越えて悪党をぶったったくぜ!」という話だけ見れば非常に面白い。タートルズのキャラは個性があって映画にのめりこめるから。
ヒーローとしての誇りとか小難しい話を考えるからダメになる。タートルズにそういうのを求めちゃ駄目だったんだ。だって、彼らはまだティーンエイジャーなのだから。
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