何者のレビュー・感想・評価
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大学生嫌い
「じゃあここを就活対策本部にしようよ!」。予告編でも使われた二階堂ふみのこの台詞に薄ら寒さを感じたそこの貴方(とここの僕)!本作はあなた(と僕)にこそ刃を向けていたのだ!もうちょっとで斬られるところだった。危ない危ない…いやもしかして斬られたことに気付いてないだけか?
物語の構造は『桐島、部活やめるってよ』と同じといえる。「一番物事を俯瞰している(気になっている)人物」が「好きなことに打ち込んでいる人物」から何かを感じて(「気付き」を得て)社会に立ち向かって行く。だからラストカットはどちらも背中を映す。この世界で生きていくためは見下ろすのではなく前を見なくてはならない
あとツイッターの扱いよな。ちょっとこれは身につまされるとかいうレベルを超えて怖かった。「それは俺のことだ!もうやめてくれ!それ以上言わないでくれ!」という気持ちになった。ツイッターのヘビーユーザーは是非本作を観て僕のような気持ちになってください
ということで俺の『何者』の感想はこれに尽きる。「大学生嫌い」
少し難しかったが、自分と重なる部分があって胸に刺さった。 二階堂ふ...
少し難しかったが、自分と重なる部分があって胸に刺さった。
二階堂ふみみたいなタイプいたなーって就活を思い出して少しナーバスに。
全体を通してみれば凄くリアルに描かれていて見て損は無かった。
これはホラーですか・・
公開前から観ると決めてたので評価やレビューなどあえて見ずに鑑賞しました。
就活青春ストーリーだとばかり思ってましたよ。一種のホラーじゃないですか…
私もツイッターやってますが(あまり呟いてないけど)居そうです。いや居る。私もかも…
それを就活の激戦と結びつけ抉りだす。怖い。心の闇
ただね人間誰しも他人を分析するもんだと思ってます。それを言葉に出すか文章にするか心の内に留めとくかの違いで… それを個々として認め敬い受け入れるってことだと思ってます。もちろん逆にこの人はこういう人だから仕方ないとある程度妥協しての付き合いだってある。
じゃなきゃ人間関係なんて築けない。
浮き彫りになってくところ鳥肌たちました。そしてSNSの闇も恐ろしい。
でも「いいね」貰えたら単純に嬉しいぞ~~(笑)
難しかった。
「何者」見てきました。
ちょっと私にはまだ早かったかなと思います。
内容も難しくて、さらに就職をまだ経験していない高校生の私からするとん?って感じでした。
ただ、6人の俳優さんの演技は素晴らしかったです!今、すごく注目されててさわやかな6人だからこそそんな6人のドロドロした関係性だったり演じてる裏の顔などはすごく面白かったです!
また、映画の構成はすごく引き込まれました。
途中からおぉ!いいなぁーと思うとこがあって楽しかったです!
そして!主題歌!中田ヤスタカさんのNANIMONO、すごく好きです♡
就職の厳しさ、仲間だと思ってた人の裏切りは本当に怖いなと思いました。
これから就職を経験するであろう私からするとこの先怖いなと思いましたが、いい勉強にはなりました。
就職活動中や就職を経験した方には面白いと思います。
現代の現実
すごい今どきを描いているなと思った。
原作者のシリーズは基本現代の若者が抱える悩みを投影してることが多いと思うけど、まさにそれだったと思う。人と人の関係って難しいなって。就活を切り抜けた切り抜ける先にある未来、仕事ってどんなものなんだろうと思った。
何者
僕も「就活してる大学生」を経験してるので気持ちはわかる部分も多々あった。
でも僕は就活してた時期が人生で一番楽しかったので、あんな風に殺伐とはしてなかったな。
その頃TwitterもFacebookもまだまだ意識高いやつのツールだったし、周りも誰もやってなかったしね。
実は実際付き合うと一番いいやつは岡田将生だよね。
面白かった。大学時代に戻りたい。
85
自分と被る部分を見てしまうと、自己嫌悪に陥る
主要人物5人(山田孝之のサワ先輩も入れれば6人)、見る者に分かり易く極端なキャラ設定にはなっていましたが、こんな人いるな~とか、これ自分だわとか、誰かしら自分も含めた自分が生きてる現実世界に存在するようなキャラがいたりして、まあ何かと共感・・・ともまた違うような、何とも言えない不思議な感覚に陥った作品でしたね。
声に出して言うか言わないか、いや文字にして書くか書かないかは別にして、他人への妬み、偏見は、生きてればどうしても大なり小なりあるものですから、ラストの展開は衝撃と言うよりは、ただただ現実としか受け取れない自分もいたりして、見終わってとにかくドヨーンとした気分にさせられてしまいましたよ。
しかしそれらを表現する舞台に就活と言う場を選んだ原作者の着眼点がとにかく素晴らしかったなぁ。
これほど他人への妬み、偏見に満ち溢れてる世界はないですもんね。
まだ社会に出ていない時点では、表向きは違ってもどこかで自分はきっと出来る人間だと思い込んでいる節もあったりしますから、それで自分よりも下だと思っていた人間に内定が出て自分には内定がなかなか出なかった日には、それはもうねぇ・・・。
他人は分析できても自分は分析できない拓人要素が自分にも多分にあるなぁと、見ていて思わず自己嫌悪に陥ってしまいました。
これにSNSを絡めて描いたことによって、現代社会の恐ろしさを垣間見た気がしました。
SNSがまるでその人の全てを表してるかのように捉えられ兼ねないのが今の世の中だったりしますからねぇ。
またいいねボタン的なものを押されたら、自分を肯定された、認められたような変な感覚を得られたりしてね・・・現実社会はそう甘くはないのだけれど。
しかし本音と建前が表裏一体なSNSと就活って、案外似た者同志だったんですねぇ。
それにしても、同じ原作者の「桐島」同様に、烏丸ギンジの使い方がホント絶妙でした。
この演出がないとただモヤモヤするだけの映画になっていたところでしたが、そこはさすが三浦大輔監督、うまく演劇と絡めて見応えのある内容に仕上げたなと思いました。
佐藤健、菅田将暉、岡田将生、有村架純、二階堂ふみと言った20代を代表する役者陣もさすがの演技、特に菅田将暉はこの手のキャラを演じさせたら右に出るものはいませんね。
まあ何にしても、楽しい映画ではなかったですし、今の時代を象徴するようでとにかく心かき乱された映画でしたが、見応えは十分、今の時代だからこそ見て損のない映画だったかなと思いました。
佐藤健が
セリフが少ない。というか話すことでは自分を表現できない、でもSNSなら本音!?を言える若者の演技が良くて、影のある役がはまるタイプかも。原作が朝井リョウなのでこの終わり方も納得。
誰かと観て色々話してみたくなる作品なので、感動を求める方にはおすすめできないかなあと。
イタいところを突っついてくる。
社会人になる直前の頃、誰もが少なからず「演じた」であろう「自分」と、出会ったであろう「他者」がそこにはいた。就活の時期って、自分と向き合う大切な時間。一生懸命さや、情熱が空回りする姿を、嗤ったり、嗤われたりもする。でも、大人になるって、そんな鼻につく青臭さや、イタさ、嫌悪感に対して、逃げずにきちんと向き合うことなのかもしれない。
就活の映画ではない
若者がいろいろな会社から落とされたり内定もらったりしながら自分が社会で何をしていくのか見出す話……かと思ったら全然違った(笑)
主人公が、相手が目の前にいるのにツイッター見ているのにはイライラされられ、もう見るのやめて帰ろうかと思ったが、これも今時の若者らしいと言えばそうなのかなあと思って我慢して鑑賞を継続。主人公がツイッターばかり見ていた理由は最後に明かされます。
僕は勘違い人間でした。
この作品は、正に僕の様な人間の話でした。よく作品の中の人物と、自分を重ね合わせるんですけど、ここまで似てるのは始めて。しかも、それが誇らしくない。自分が嫌になる。嫌な気持ちになる。ドス黒い。ツイッターとかはしないんだけど、自称分析屋ってところ、苦しい…
それぞれの人間の闇を描いた、恐ろしく、エグい作品でした。もう一度観たいが、怖い。中毒性あるのかな。。単に僕がMなだけかな。。。
ヤバイ。これは、始めての体験。是非。観たほうがいい。いや、観ろ。
豪華俳優陣が見所
佐藤健さんの舞台挨拶に参加。
今をときめく豪華俳優陣が出演、
そして、朝井リョウ参加原作とのことで
期待度がかなり高めで鑑賞。
ツイッターも就活もさほどしていない私とって、
あまり共感できる部分がなく、
ストーリーに入り込めなかった。
人物の性格やキャラクターなどはしっかり
確立されているが全体のストーリーが
いまいち私の心には響かなかったのは残念。
主題歌のゲストボーカル&作詞の米津玄師さんの
大ファンなので、映画館で聞けてよかった♡
今どきの就活ってこうなんだ
豪華なキャストにつられて観てみました。
原作を読んでいませんが、朝井リョウさんの原作っぽいな〜って感じました!後味は悪いですが、自分の学生時代との差を痛感するとともに、今どきの就活ってこんな感じなのかって、考えさせられました。ネットも無い時代とは違うのがあたりまえですけどね。三流大学の中井貴一や柳沢慎吾、時任三郎が就活に苦戦する(当時は就活なんて言葉自体ありませんでしたが…)『ふぞろいの林檎たち』世代の私には色々と感じるところ満載でした。
菅田将暉、光ってましたし、二階堂ふみ、scoopで見直しましたが、今回もいい味出してましたね⁈この役は他の女優では中途半端になり兼ねないです。豪華なキャスト陣から期待値を上げすぎた方は別として、飽きずに最後まで楽しめました。
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