何者のレビュー・感想・評価
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現代の闇から抜け出すには…
SNSの感じはすごく共感できました。
ただ映画自体のメッセージ性は少し弱い感じがしました。
あと宣伝が大袈裟すぎたかと。
キャストは良かったと思います。特に二階堂ふみちゃんがハマリ役でした。
自分とは
ラスト最高でしたね。
優しい映画でした。
4.5なのはちょっと自分の青春が終わっているからで、ラストはニューシネマパラダイスくらい感動しました笑
あと就活をされている方に。
落ちてもそれは自分を否定されたわけではありません。
会社は自分に合いそうな人を選んでるだけです。
どうか気にせず、素敵な人生を。
制作者・自己表現をする人と自己愛や自意識が強い人に
自意識に悩まない人にはなんだかオチのないよくわからない映画かもしれませんが、個人的には最高でした。
30代になっても自分が全然まだそこから抜けきれてない自意識の問題や、周りを見下したり分析して優位に立った気になるような、過去のイタい振る舞いを突き付けられてるようで、途中でもう許してください…ってなりました。
同じ原作の『桐島部活〜』の時よりも人ごとじゃない現在進行形のまだ抜けられていない領域の話で、身に覚えがありすぎて死にそうでした。
表現することの恥ずかしさやサムさに耐えて評価にさらされながら、それでも作るか作らないか。
クリエイションに関わったことのある人や、何かを書いたり創作することが好きな人には色々と感じることがある映画だと思います。
意識が高い系のあるある=そうしないといけない人のつらさがつまっていて、頭良さそうに見せたり、今やってることを周りにアピールして自分を鼓舞したり、しかもそれが周囲への教育的配慮を含めた上から目線だったり、さらにはすべてひっくるめてそんな自分が愛しい…という。
SNSを使った自己愛にふけりづらくなる、ある意味デジタル・デトックスな作品でした。
こんな風にどんどん周囲や構造に客観的になって無限後退すると、「でもやるんだよ」という決断主義になるっていう話でもあります。(という意識が高い書き方)
演劇の人が監督で、最後のある展開があまりに甘くて、(特に脚本を書く人にとって)救済的すぎたとも思うけど、そういう言葉がフィクションでくらい発せられないと、人は「立ってられない」、のかもしれない。
評価される側になって始めない限りはいつまで経っても点自体が付かない、例えみっともなくても。
という、聞いたような事を100分弱で体感として理解できるというのはすごいことです。
『君の名は』みたいな甘いファンタジーもいいけど、若い人はもっと『何者』を観て噛み締めてみるのもいいと思いました。
とか、こうやって書いていること自体にも何かを突きつけてくる、恐ろしい作品でした。
後半の演劇の舞台的な見せ方も面白いし、評価、もっと高くてもいいのになぁ。
就活がテーマではない?
今大学生のせいか色々あーわかるとかこんな人いるなと思いながら見た。就活がテーマだと思っていたけどそうではなかった。就活でも普段でも人は色んな自分を演じているということが言いたかったのかな?最初はなんでこんなに演劇の事を言うんだと思ったがそれを伝える為に演劇を用いているきがする。
DVDでいいかも
主演の方々の演技はとてもいいです。
ただ大画面とか音響とか静かな環境とか…があればこそ楽しめる、という映画ではないと思いました。
内容は中途半端な印象でした。
人の闇といっても「まぁあるよ、それくらいは誰にでも」というレベルの事なので、意外性もなく、深みも感じられませんでした。
カッコ悪くとも、もっとはっきりしたメッセージ性があった方が満足できたかな、と思います。
就職したからといって何者になれるわけでもないし、できないからといって何者にもなれないと否定されているわけでもない。
採用する側にいたことがありますが、選んでる方だって、たいした人間じゃないですからね。
甘っちょろいですが
面白かったです。あの頃、程度の違いがあれどみんな通る道なのでは。ちょっと思い出しました。あんなに真面目に就活やってなかったなぁ。もっと頑張ればよかった。
菅田くん、二階堂さん、美味しい役でしたな。
最後の演劇に見立てた演出は必要なの?
何者にもなれない辛さ…
年配には分からない、若者には共感できる映画なのかもしれません。
就職活動に一年間を捧げる大学生達。
自分をアピールすることは、トランプのダウトと同じ。
偽りのカードという手札で固めて、自分を表現し相手に認められようと頑張るのです。
嘘がバレたら終わりです。
でも、バレなければ自分を最高に演じられる最高のアピール方法。
友達をたくさん作って、仲間同士で協力することも一つの方法なのです。
しかし、仲間内の本音なんて分からない…。
協力するよ、頑張ろう、と励ましあいながら活動していても、誰かが『内定』という上がり札を手にした瞬間、仲間は崩壊してしまいます。
ツイッターで散々自分をアピールしながらも、本当の自分は違う場所にいるのです。
140文字という限られた場で選ばれた文字よりも、選ばれなかった言葉の方が圧倒的に自分のことを指しています。
それを知っているはずなのに、自分は何も進歩できないのです。
何者にもなれない…。
社会という大人の世界では、過程ではなく『結果』が全てです。
これまでは、失敗しても親や友達が自分の頑張りを認めてくれていたけれど、これからは結果が全て。
『内定』おめでとう!という言葉によって、周りの人たちに肯定されたように感じる気持ちも同じもの。
いくら頑張ってサークルや勉強を頑張っても、結果に結びつかなければ意味がないのです。
結果が出せない自分は、結局『何者』にもなれない…。
自分は何者なのでしょうか…。
その答えを見つけるために、就職活動を続ける主人公の拓人。
そんな彼の背中が観ていて痛々しくもあり、応援したくもなりました。
5人各々の暗中模索
1031映画auマンデー
『何者 N@NIMOMO 』TOHO流山
ふみちゃん推し
就活する5人が各々問題を抱えて
、仲間同士集い、自分は“何者”か
を模索?結末は劇場で!
分析屋“健”実は堅実“将暉”
意識高い系“ふみ”実直だが?“架純”
口先だけ“将生”
あれ、みんな評価低め。
内容は大学生にとっては普通の話なんだけど、
ちょくちょく出てくる演劇の話がやっぱり考えさせられる物がある。
いつの間にか自分が演技してたり、自分でキャラ作ってたり、自分の理想を必死で追いかけて無理してたり。
ストレートすぎな部分が多いけどめっちゃ好き。
最高
最高に良かったです。
これは絶対に就活の人には観てもらいたい。
人それぞれの入り方があるかもしれませんが、世の中には色々な価値観の人がいる。それを客観視していれば必然的に自分自身を主観する。見失ってしまうこと。気付くこと。様々ある中で、どう現代を生きるべきか。私はそこを見直そうとすることができた。役がどこかにいそうな性格。そこにも親近感を持てました。心の中にじんわりと、入り込みやすく。共感を持てる作品の一つだと思います。最後まで表面だけを観るのと、深く観るのとでは、この作品は全く違う感想になると思いました。
面白かった
あまり期待しないで観に行ったのですが、想像以上に面白く、スクリーンにジッと釘付けとなりました。
人同士の交流、対面的なもの、SNSを通じてのもの、表面的な付き合い、心底で考えてることなど、誰にでもあり得そうな事だけに、共感できたり、人間の怖さを覚えたりもしました。
自分の時の就職活動と比べて、今はずいぶん異なるものだなぁと大変さも感じて、いずれ就職活動するであろう我が子のためにも、ある意味勉強になりました。
観に行って良かったです。
若いって、大変だ。
企業の採用担当として、仕事的に、見なきゃ!という気持ちで観に行く。
就活に対する最近の批評が大いに入ってるかなと思いきや、そうではなく。
ちゃんと人間の物語でした。
若いって、自分を諦められない自意識や、恋に対するすべて感があるよなー。羨ましい。
そして大変だな。と思う。
羨ましい。
仕事目線メインで見てしまったので、なんか、映画としてはみれず。
ただ、内定で、その人がすべて肯定された感て、あるよな。それで、肯定感や、そして、否定された気持ちを持ってしまう。のは、わかる。
罪な仕事だな。と思う。
でもほんと、うちの会社には合わない、とかだから、本当に。それがすべてじゃない。っていうものすごい上辺っぽい言葉、真実なんですよ、と、声を大にして言いたい。
内定でないから、人生すべてダメなわけじゃない。
とはいえ、その時の否定された感は、消えないと思うけど。
でも、真実。
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