劇場公開日 2016年10月15日

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「案外セッ◯スしているはず」何者 ケビンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5案外セッ◯スしているはず

2016年10月17日
iPhoneアプリから投稿

最後あたりのシーンの有村架純の「好きだったよ」がよかった
あと、大学生の同棲してるサバサバしたカップルが出てきたが、ああいうカップル程案外セッ◯スしまくっているんだよな………と余計なことを思った

まず一言、良くも悪くも桐島テイストな映画
桐島な雰囲気をムンムン感じた
あと、主人公はサークルで本気で舞台をやっているので、所々入ってくる、舞台のような表現がうまくできていて
とても面白かった

心情を読んでいくような作品なので、起承転結の結の部分まで
特に大きい出来事はなく淡々と大学生が就活でワイワイしたり悩んだりしてゆく
結の部分で少し展開が起きるが、ある種ホラーのようで恐ろしかった
自分の周りにもありそうなホラーな出来事すぎる

結局、主人公が仲間の悪口や腹黒い意見などを書いているツイッターの裏アカウントに鍵をかけなかったのは、自分のことを誰かにわかって欲しかったからだろうと思う
就活でどこにも自分を認められないので、その想いが増長し、わかって欲しい欲が増大していたのだろう
ネットって怖い!

最後主人公は面接先の会社を出てドアを開け、光へ向かって行く……
というような演出だが
この先も相変わらずウダウダ舞台のことを諦めきれずに引きずっていくような生き方をしちゃうのだろうと思った
しかし、それも人生!
そんなことを教えられたような映画だった

p.s.自分のイライラを他人へラインでぶつけてしまうシーンを見て、あるあるなので気をつけようと思った

ケビン