君の名は。のレビュー・感想・評価
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もちろん面白い
構成が面白いよ。「入れ替わりなのかな?」ってのを少しずつ匂わせてって、あるところで「やっぱり!」って気付かせて、音楽流して盛り上げるとか。入れ替わった世界で、男の子の気になる先輩と良い感じにしてってあげるとことか。
年上の綺麗なお姉さんに「好きだったんだけどなあ」って言われるのは妄想青年の夢だけど、そういうの描いてくるところもキチンとしてる。
クライマックスの盛り上げもギミックも、実は三年ずれてた話もうまくできてる。「覚えてる、覚えてる」って言いながら突然忘れちゃうのも良いよね。
ラスト再会して「エンドロールでその後の二人をだすのかあ」と思ったら、そういうのやらない潔さにも感服するな。
この映画、観てて一番目に浮かぶのは「これで出来たぜ!」って作り手が得意満面になった瞬間なんだよね。だから観終わった感想も「うまくできてるなあ」ってのが一番大きい。
でも、もちろん面白いよ。
被災者として、心を揺さぶられました
昔から新海作品が好きで、ただそれだけの理由で見に行きましたが、
どこかでチラっと見た「ポスト3.11映画である」という記事のタイトルが目につき、なんとなく引っかかっていました。
レビュータイトルの通り、私は東日本大震災時、岩手県沿岸で被災しました。
当時私の住んでいた地区は自宅を含め大部分が流出し、その中で親しい友人や知人も亡くしました。
奇しくも前日から遠方にでかけていた私は、戻る手段を断たれ、限られた情報の中、遠くから推移を見守ることしか出来ず、非常にもどかしい思いをしたことが強烈な記憶として残っています。
5年半経った今でも、もしも2011年3月11日に戻れたらという考えは頻繁に頭を過ぎります。
この映画で描かれる出来事や、失われた街の風景などは、更地になってしまった私の街と重ねずにはいられませんでした。
主人公の空虚感や喪失感などは少なからず自分に重ねてしまう部分が多々ありましたし、後半の自分の妄想を具現化したような展開はとても他人事とは思えないものでした。
過剰に感情移入し過ぎてしまったせいか、鑑賞後はしばらくフラッシュバックに近い感覚に襲われ、正直なところ精神的にグラつきました。今も心の整理も兼ねてこのレビューを書いています(笑)
自分語りが長くなりました。
雲のむこう、約束の場所から新海作品を見続けている者としては、SFファンタジー要素や美しい田舎の自然と東京の描写(相変わらず新宿周辺大好きだなぁ)とか、男女のすれ違い恋模様とか見覚えのある先生だとか、「新海ワールド」全開ながら、「男女入れ替わり」や「タイムリープ」などよくある設定ながらも一捻り加えられ、今までの新海作品にはあまりはなかった「笑い」の要素も充実し、新海作品の集大成的かつエンターテイメントとしても完成度の高い作品となっており、万人にオススメできる作品だと思います。
そして、震災で何かを失った人(あるいは取り返したい過去を持つ人)にとっては、少なからず思うところがある映画ではないかと思います。
これは君達の映画だ。
この映画は清々しく素晴らしい。
しかし、それは二人のすれ違う恋愛模様や美しい背景や彗星のかけらが村に墜落するスペクタクルのところではない。
ラストの階段でのあの場面、すべてを忘れたはずの瀧と三葉は互いに尋ねあうあの場面こそが清々しく素晴らしいのだ。
それは「勇気こそがとても大事なこと」なのだと語っているから。
はっきり言えばこれは「映画の嘘」 だ。
しかし「素敵な嘘」だとも言える。
そしてそんな嘘を照れずに真正面から描いたのは「とても良い」事だ。
そうゆう意味では、これは若い人のための映画だとも言える。若い人や自分に若さを感じている人にこそ身に染みるほどの感動が襲われるだろう。
自分にはそれを感じるには年をとり過ぎたのが残念だと思う。これはそうゆう映画でもある。
本当に最高でした。
私自身は友人がtwitterでよかったと言っていて気になって見に行きました。しかし友達に結末を聞いてしまいました。。
しかしそんな事忘れてしまうほどの映像美とRADと素晴らしい音楽により引き込まれていきました。
今までどの映画の中でも体感したこと無い感情になりました。
本当に感動という言葉だけで片付けられないような作品でした。また見に行きます
とても壮大なストーリーであった。
ストーリーも全く違和感なくさらに、作画もとても綺麗で特に空と水の表現はすばらしかった。
2人の男女が入れ替わるごとに相手に感情移入し、
惹かれあっていった。とてもいい内容だった。
終盤にかけてはバッドエンドになると思っていたが、とても感動の最後で泣いてしまった。
リア充じゃなくても楽しめると思います。
過去に隕石が落ちたことで出来た糸村湖のある糸村町に住む女の子と、
都会の男の子の話。
宣伝映像の情報のみ。監督の過去作品は知らず、
ジブリメンバーと、
あの花/ここ叫メンバー参加+映像が綺麗という理由で
映画館へ行きました。
千年あまりも続く宮水神社の古文書が繭五郎の大火で焼失
経緯は定かではないが、口噛み酒の儀式を続け、
前回の隕石衝突後に作られただろう場所にお供えする。
その上には、千年前に隕石が落ちた時に今回と同じように
隕石が割れて落ちた絵が描いてある。
三葉の一族がずっと他人と入れ替わっていたのは、
映画で言っていた通り、
今回の隕石の人的被害を抑えるためのような気がしました。
地方の寂れた町や村で行われている祭りや儀式も、
昔の何かがきっかけて続いているのではないでしょうか。
というように、純粋な恋愛映画ではありませんので、
所謂、リア充と呼ばれる人じゃなくても楽しめると思います。
会ったことはないけれど、入れ替わっていた人が死んでしまう。
それを時間を戻して助けることが出来たら。
今生きていても、この前に戻れたらと思える場面はいくつもある。
実際に大変だけれども、少し前に戻れたら良いのになと思う。
宣伝の言葉は、
無事に避難できたがその助言をくれた人の存在が頭の片隅にある三葉、
助言はしたが、思い出せずに隕石を見た滝の言葉なんだと
映画を見るまでは分かりませんでしたね。良い作りです。
後から秒速3作品を観て、
終わり方は君の名はの終わりで良かったと思いました。
良い方向に進めば良いな。
ビジュアルブックに書いてあった、
三葉のおばあさんはどうなったかという話
地元で引き続きのんびり暮らしているのではないかと思います。
「言の葉の庭」を観てほしい
何が感動かって、とあるシーンに「言の葉の庭」の登場人物(らしき人)が出ていること、思わず涙ぐんでしまいました。しっかり前に進めているんだね……!
さて、本編ですが良くも悪くもいつもの新海誠クオリティ。
高評価な部分である絵の美しさや、エモーショナルな作劇。
低評価されている設定の雑さや、ストーリーのやや強引さ。
本作はそれら新海誠要素の集大成と呼ぶべき出来栄えにして、過去作と決定的に違うのはメジャー大作映画の風格を獲得していること。一皮むけた新海誠監督の今後の作品が楽しみでなりません。
ツインソウルの物語
男女の入れ替わりがテーマのようですが、これはツインソウル(双子の魂)の物語。あまりスピリチュアル系にしないように、二人の魂の結びつきを「赤い糸(組紐)」や、「むすび」「かたわれ」という日本古来の言葉で暗示しながら、余計な説明は控えてさわやかな青春映画にしたと思います。
大切な人を不慮の事故などで亡くしたら、残された者はきっと「時間を巻き戻してあの人を助けられたら」と思う筈。それは残された者が視る“夢”に過ぎませんが、だからこそ瀧が三葉とつながり、時空を超えて助けに行くことや、逆に時の流れを変えたせいで二人が出会った経験までがリセットされ、大切な人の記憶が失われていくことなども、観ているる者の胸にジンジン滲みてくる。
新海監督は、美しい映像もさることながら、重層的なイメージで観客の想像力をかき立てるのがとても上手いと思います。低評価のレビューもありますが、いい映画だからこそ、注目度も高いんです。私としては今年観た映画の中では一番でした。
総集編
今までの作品のキーワードや雰囲気もたくさんあって、新海誠の総集編のようでした
今までの作品ご存知の方なら、懐かしんで観れますし、知らない方でも充分に楽しめる作品です
お話も予想外の展開でびっくりしましたが、とても綺麗に終わっていました
テンポもよくて、観やすかったです
ただ、曲が結構多く使われてて、BGMだけにしてほしいですね(^_^;)
映像美
RADWIMPSが好きな事と神木隆之介さんが出てる映画はハズレなしという謎の根拠で観てきました。
こういった青春系の夏の映画はやはり心揺さぶられます。
予備知識なしで観に行ったのですが、
予告だけ観る限り、夢で入れ替わった男女の恋愛映画だと思ってましたが
途中から展開が180度変わり
最初から最後まで退屈しませんでした。
RADWIMPSがさらにこの映画を盛り上げてると思います。
とても良かった。好きです。
理解できなかった…
周囲の人が絶賛してたので泣くつもりで観に行きました。
しかし、映画の途中から唖然としてしまいました…
何故入れ替わるのがタキくんと三葉なのかとか何故3年の時を跨いで入れ替わっているのかというところが詳しく知りたかったです。ここが分かればタキくんが過去を変えようと(三葉を助けようとする)する姿に共感できたと思います。
そもそも日記を付けてる時に曜日がずれていることぐらい気づくだろうとも思いました。
ストーリー自体何に重きを置いていたのかがわからなかったです。
個人的に最後にタキくんが全てを忘れているのを見て何で忘れてんだよと苛立ちを覚えました。
タキくんが最後に入れ替わった時に山に行ったのも理解できなかったし、その後の名前が思い出せない件で何で隕石降っってくることは覚えてんだよと思ってしましいました。(その他にも御都合主義的な部分が多々見られた。)
あと挿入歌邪魔だと思います。
絵と演技が素晴らしいだけにもったいない気がします。
微妙
女子高生です。
RADWIMPSの曲とか、映像はすごく綺麗で、内容的にも予想もしていなかった展開で何度か鳥肌が立ちました。
でも、面白いと言われる要素(入れ替わりのこと、時間軸のこと、主人公が惹かれ合うことなど)を詰め込みすぎて、逆にごちゃごちゃしてしまっていたような気がしました。
最後の終わり方についても「そこでまたすれ違う!?」って思ってしまったり。
なのでついていけないまま終わってしまったような感じで、映画が終わった瞬間なんとなくモヤモヤしました。
自分の周りの評価がすごく高く、泣くつもりで行ったのでちょっと残念でした。
長文失礼しました!
んー
劇場を出るときとてもモヤモヤしました。
この映画には今の日本の景色がいたるところに描かれていて、風景や出てくるものをとっても、とてもリアルで、映像は素晴らしいと思いました。
しかし、ストーリーや設定をとると残念な作品だと思います。
なぜ、この2人が入れ替わったのか?なぜ他の人ではないのか?ということが引っかかりました。
主人公の2人には、共通点も無く、繋がりが一切ないのにある日突然入れ替わるのです。2人の間に何らかの繋がりをつければ、3年前の現実を観る側も、もっと重く感じ、「絶対何とかしないと」という焦りや必死さが山場を盛り上げられたのではないかと思います。
リアルを追求した背景に、非現実的な展開が積み重なっていくのも、違和感を感じてしまいました。
最後の入れ替わりとダイナマイトに?
感動
素晴らしい作品。
ストーリーも絵も音楽も声も全部が素晴らしい。
誰もが感じたことのある何か心にわだかまりがある状態をうまく言葉とか行動で表してる。
登場人物の目線でストーリーが進むから時系列がバラバラで初めはよく分からなかったけど、ストーリーが終盤になるとひとつの“結果”に繋がってる。これが‘’ムスビ”なのかな。
最後の最後に全てが繋がる。
三葉が死んで入れ代われなくなった時に起こした瀧の奇跡は1200年ごとに起こってた隕石落下を防ぐことに繋がってて、それは代々宮水家が継いでたんだな。
是非見てください。
なんなら小説「君の名は。」を見てからもう一度見て欲しい。
《追記》
やっぱりタイムスリップ系は歴史を変えてしまう恐れがあるから補填してる部分があったな。強引な避難訓練とか。
結末が読めても感動する
ストーリー、音楽、風景、すべてにおいて最高。
そうきたか!という展開が度々。
ん?!となった少し無理ある
ストーリー展開も
ファンタジーとしてとらえれば
許せる範囲内かなーと
私は感じた。
自分の言うことを信じて
ただ付き合ってくれる仲間
がいるってほんと幸せだな。
壮大な真実と願いと希望と、
人の出逢いと絆と、、
とにかく色々感動した
あと2回は劇場行きたいなぁ。
それより、冒頭に、
ゆきの先生らしき人…
が出てたコトに密かに
ひとりテンションあがった。
タイトルなし(ネタバレ)
最高だった!
RADWIMPSの音楽目当てに見に行ったけど、景色の描写だったり、人の表情とかが本当に凄かった!
ストーリーも深くて、思い出せない何かがあって、その何かを探しているっていうのが凄い伝わってきた。
記憶がなくなっちゃうところとか、手に書いてあった「すきだ」とかみてるときはホントに泣きそうになった!
本来の目的のRADWIMPSの曲は、劇中の曲なのにがっつり歌詞入ってて最初はびっくりしたけど、その時の心情だったり、ストーリーとかにマッチしてて途中からはほとんど違和感感じなかった。
何回でも見に行きたい映画!
2回は見て欲しい
応援する第三者で物語を楽しむのもいいけれど、
実際の主人公の気持ちを理解して楽しむ場合は、
泣けるというより、胸が苦しくなる。
秒速から約9年、ずっと見たかったシーンを見た感動よりも、
約9年、想い人を探し続けてからのすれ違い・感動の方が、やばい。
あの笑顔はやばい、やばい、やばいよ。
何気ない映像の素晴らしさ、
音楽・歌詞に込められた想いを読み解く楽しさ
観る対象を絞ったという英断
二回目の方が多くの発見がある映画です。
全452件中、381~400件目を表示