君の名は。のレビュー・感想・評価
全449件中、21~40件目を表示
映像が綺麗なだけでからっぽなストーリー
映画館で見て、映像の綺麗さには驚きました。
最初の2,30分は入れ替わりのテンポも良く、音楽とも相まってワクワクしていました。
入れ替わらなくなってからはずっと「?????」でいっぱいです。
起きたら涙を流してる絵を描きたかったのかな?
なんとなく泣けるシーンを描きたかったのかな?
みたいに、こういう絵を描きたいからストーリーはこれで繋げよう。という感じで話が飛び飛びの大雑把なストーリーでした。
監督の中では話が繋がっているのかもしれないけど、ついていけませんでした。
大衆向けアニメ映画は、これ以前とこれ以降に分かれた。ジブリや細田守は面倒臭い。
これの初見を味わえる奴が羨ましい。
意外とレビューを投稿していなかったのでさっき地上波で見たのもあって投稿。実は劇場で3回も観に行ったのにそれ以来で家で観たのは初めてでした。いやあ~でもセリフとか全部覚えてたな。
本作は昨今邦画界をリードするようになったアニメ映画ブームの火付け役とも言える存在で、当時まだアニメオタクにしか知られていなかった新海誠監督の名前を世に知らしめた作品です。当時ZIPで初めて映像が公開された際に『なんだこの面白そうなアニメは!!??』と衝撃を受けたのを今でも覚えています。それを見ていたZIPの女子アナさん方も食い入るように見ていて、本当に良さそうな作品の宣伝を観た時ってあんな反応になるんだ!って思いました。
さてさて、この作品が素晴らしいのはRADWIMPSの旋律に乗るように作品も我々も一本の線、組紐に乗せられているかのように軽やかに物語が進行することです。つまり、観ていてストレスが無いのは勿論のこと、決して単純な話では無いのに初見からこの物語に乗っかれてそれでいて笑えて感動して涙出来るのです。
これはまさに見る清涼剤としか表現できないような、それくらい心が洗われるある種のサウナのような作品とも言えます。
瀧と三葉のドタバタ入れ替わりコメディ!?かと思いきや、実はティアマト彗星の落下による糸森町の壊滅事故が発生していて、入れ替わりも実は3年のズレが有った事が判明する。そこで初めて点と点が繋がりはじめ、冒頭の彗星や三葉の家系や糸森町のその場所の形状など、もう一気に畳み掛けてくるような伏線回収の気持ち良さが異常なんです!
更にそのティアマト彗星も昔同じ場所に落ちていて数千年の時を越えて会いに来たかのようにまた同じ場所に落ちてくる構図ですとか、一度は死んでしまった三葉達を救う為に入れ替わりを通じた未来改変など、もうここまで情報過多なのに頭が混乱せずに ”初見から理解出来て” 楽しめる。これこそが250億ヒットした所以なのでしょうね。
それともう一つ重要なのは、これも今日まで続く今のアニメの潮流を作っているの思うのですが、『君の名は。』以前の大ヒットアニメ映画にありがちだったジブリ作品や細田守作品的な、ある種の ””臭 さ”” が無いんです。
これは個人的な趣向の話にもなるかもしれませんが、『君の名は。』以前の大衆向けアニメ映画というのは、深夜アニメともジャンプアニメとも違うような、ある種のテンプレ的な ””臭 さ”” が有ったと思うのです。
例えば、主人公の家族親戚達がワイワイしながら同じようにウネッて踊ったりですとか、みんなが同じような笑顔を浮かべて「はい、ここ賑やかな良いシーンですよ~」みたいな、そういう指示臭さみたいなモノが感じられて、どこかストレスを覚えていた人は僕だけじゃないハズ。
言語化し辛いのですが、とにかくどこかそういった大衆向けの全国公開アニメ映画というモノには、何か強制されるような作られた喜びや笑いのような、深夜アニメのようにスタイリッシュでも無く、ジャンプ系アニメのように王道的でもない、わざと大人な雰囲気を作っているような、もしくは子供向けですよ~!みたいな描写ですとか、とにかく全国公開の大衆向けアニメであるが故に普段深夜アニメやジャンプアニメに触れている層からすると面倒くさいような空気感が有ったと思うのです。
ですが!!!!!!
この『君の名は。』にはそれが一切無く、これまでの大衆向け全国公開アニメ映画の常識を打ち壊したのです!!!まるで深夜アニメのようにOPが流れ始め、男女が入れ替わったのですから当然気になるような部分もスルーする事なく触れ、面倒くさい家族愛だのなんだのを説教臭くやるのではなく、スタイリッシュにテンポ良く瀧と三葉の愛を描く。
テッシー達もノリ良く協力して町の変電所を吹き飛ばすし、奥寺先輩も良い距離感で説教するわけでもなく寄り添ってくれる。おばあちゃんも意外と重要な役では無いし、瀧の計画も全然上手く行かない。そこに変な奇跡が介入する事はなく(カタワレ時は除く)、最後は三葉の力で父親と向き合いここの拗れもちゃんと拾う。
そしてそんな彼らにも、受験が有って就職が有って、この災害とは別に普段からの向き合うべき試練が有る。この現実的で観ている自分たちにも何か同じ事が出来てしまうんじゃないか?というような手の届くような世界観が、物語が、もう当時日本中の若者達にビシバシ来たんだと思います(笑)。自分もそうでした。(当時高校生)
まさに現代的な価値観で、アニメ映画を観ているからといって頭のIQを下げたり調節する必要は無く、そのままの感覚で楽しめるのが当時新鮮だったのです。
この”気持ちよさ”こそがヒットの真の原因でかつ、今日まで続く、邦画界を支配するようになったアニメ映画の新しい潮流の始まりだったと思うのです。みんなの行動に説得力が有って、共感出来て、不快で無くて、かつ面白い。そして感動する。全ての基準を塗り替えたのが、この『君の名は。』なのです。
抗えない引力で、音楽が物語を引っ張っていく。
ファンタジーって現実と全く線引きされたものです。それなのに、超現実的な時空を跨いだ入れ替わりや世界(愛する人)の救済を描く舞台が、実在する風景や日常の中にある。こんな日常が、もしかしたら現実と地続きの世界にあるのかもしれないと夢を見させてくれる。
いつか憧れた運命や狂わしいほどのピュアな感情、胸の奥に仕舞ったあの機微にまた触れたくて、きっと私たちは何度も新海作品に会いに行ってしまう。
新海監督の描きたい対象の解像度の高さと、一筋縄ではいかない緻密に練られた物語。それでいてこちらを置いてきぼりにせず想像する余白まで与えてくれるエンタメ性。この点は川村元気さんとのタッグが実現しているのだと思いました。
入れ替わりの多重構造、能力は代々宮水に伝わるもので、彗星の落下による町の消滅を防ぐため必然的に与えられたものだったのかもしれない。避難決行できたのは、三葉の父も母と入れ替わりの経験があったからなのか。一つ一つの事象に意味があり、散りばめられたヒントによって納得感も得られて物語としても奥行きを楽しめます。
抗えない引力で物語を引っ張るような音楽も本当に魅力的でした。
オープニングの概念を昇華したような夢灯籠の演出は、始まっていく、動いていく、そんな感覚にさせられて序盤から強い力で物語へ引き込んでくれました。前前前世の疾走感の中で入れ替わりに気づいた2人が生き生きと小競り合いする様子は、まるで音楽が2人を茶化してるみたいです。スパークルが流れるのは、彗星が落下し悲惨な現実に繋がる布石、そして初めて2人が出会う刹那の喜びと離別や忘却に呆然とする場面。それなのに音楽からは、その先を予感させるような光を感じます。
作画やお芝居にとどまることなく、私たちの向かう方向を示し寄り添う、まさに音楽が物語になくてはならない一部として存在している作品でした。
めちゃくちゃに好き
リバイバル上映で鑑賞。だから感想はほどほどに。
新海誠監督の作品は基本的に自分にハマるし好きになる作品が多い。中でも一線を画している。
映像の綺麗さ、対比のようなスピード描写、停電時の対比、入れ替わりの見せ方のタイミング、声優、三葉と瀧くんの一人語りシーン、入れ替わりという題材を面白く・ワクワクさせてくれるところ、音楽やストーリー、キャラクター、全て自分にハマった。
TOP10に入るくらいに好きな作品。
三葉が好きすぎるし、ラストシーン、、、忘れられない想い、心に引っかかる誰かを探すところ、、
こうじゃないと!!ハッピーエンドに限るぜ!!!!!
人気のあるものには、ちゃんとした理由がある。
通しで見たのは2回目。劇場では初でIMAXです。
3年ギャップの入れ替わりで、SF要素があると知らなければ、間違いなく完全スルーしてました。いかに世間を騒がせている人気作であろうとも。当時は劇場で見損ね、少し時間差ありで機内鑑賞。で。なんで劇場に行かなかったのかと後悔。これからはアニメも見なきゃ!と価値観を変えることになった作品でした。
要するに。コレが無ければ、天気の子もポンポさんも、鬼滅も見てなかったろうとw
まぁ、入れ替わりパートの軽妙さ。朝のオッパイ&四葉のルーチン。楽しい。
3年のギャップが明らかになる食堂の場面の、静かにして深い衝撃。
もうあとは、2人が出逢うだけ!になってからのジリジリ。からの、最後のタイトル落ち!の沁み方。
いや、やっぱり、人気作には、そうなるだけの理由があるよ。って、今更だけど気付かせてくれます。
アニメーションの進化、この後、スゲーことになるんだね、ってのも思いましたし、製作が川村元気だったのを、今日知りましたw
良かった。
とっても。
過去への配慮
本作は、2011年に発生した東日本大震災の5年後、2016年に公開された。東日本大震災の甚大な被害を受けて、この震災を想起させるシーンがある作品は軒並み公開延期となった。本作は、東日本大震災を想起させるシーンのない作品だと思って公開時に鑑賞したのだが・・・。
本作の主人公は、都会に憧れる女子高生・三葉と、都会暮らしの男子高生・瀧。全く異なる生活環境で離れ離れに暮らす二人の心の入れ替わりを通した、典型的なラブストーリーだと思っていたら、後半からは大きく軌道修正し、時空を超えた壮大なラブストーリーとなっていく・・・。
美意識の高さを感じさせる洗練された繊細なアニメ映像に圧倒される。特に、冒頭の流れ星、三葉が暮らす田舎の森の木漏れ日、瀧が暮らす街の高層ビルに差し込む太陽光など、光と影の表現方法が素晴らしい。
恋愛ファンタジーとして観ればGood、音楽もGood、前述したようにアニメ映像もGoodなのだが、中盤の彗星の湖への落下シーンが全てを変えてしまった。彗星落下によって発生する高波。その高波に飲み込まれていく家々。これは・・・と絶句してしまった。東日本大震災の記憶が自分でも驚くほど強烈に蘇ってきた。東日本大震災という5年前の厳しい過去を忘れて、本作を恋愛ファンタジーとして楽しむことはできなくなった。
本作は、彗星の湖への落下による人的被害を愛の力で御破算にしてしまう。確かに本作は恋愛ファンタジーである。しかし、作品はフィクションであっても、作品を観る観客は厳しい現実の中で生きている。東日本大震災を経験し、甚大な被害を受けている。そういう過去を背負って懸命に生きている人達が観る作品だということを踏まえた、描写、設定にして欲しかった。
本作は、ハイレベルの恋愛ファンタジーである。作品としてみれば何の問題もない。しかし、公開時期が東日本大震災の5年後であることをしっかりと踏まえた配慮が欲しかった作品である。
どこかの宗教みたいな映画
とってもきれいな映像なのに、内容がどうしようもない映画でした。
ストーリーがよくある話なのはしかたないけど、主人公だけが生きてるような映画で、すっかりおいていかれた、というよりついていきたくない映画でした。
この監督の映画はどれもセリフをオウム返しのように繰り返すシーンがでてくるけど宗教みたいで気持ち悪いです。
脇役の人たちが生きてこないので映像と主人公だけの監督自己満足なご都合主義な映画だと思いました。
ここまでヒットしていなかったら星2つくらいだけど、ここまでヒットしたことでマイナスしました。
観終わった後まで楽しめるような、とにかく意図して作り込まれた凄い映画です。
とにかく、映画の構成にびっくりしました!
序盤は、ちょっとした出会い系のような男女(瀧&三葉)のドキドキ感や、痴話喧嘩のような雰囲気で、テンポの良い音楽と共に、観る人の心をどんどんワクワクさせていく感じになっています。
そして、「いよいよ、二人が出会うぞ!」という場面で、それまでに高めてきたワクワク感を、一気に地の底に落とすかのような構成です。
そこから、いろいろと謎を紐解きながら、ようやく途切れた糸を寄せ合わせるかのように辿り着いたかと思うと、またもや、時空の捻じれにより、すれ違う。
時空を飛び越えた「瀧」が、問題を解決し、無事に現代に戻ってきたけども、惜しいところで、また、「三葉」とすれ違う。
途中、「組紐」という伝統工芸品が登場します。
それは、細い糸を組み合わせて作られるもので、寄せて集めて、捻じれ、絡めて、形を成すものです。
「君の名は。」の時空を飛び越えて、いろいろすれ違いながら、絡め合いながら、形を成していく様は、この組紐にも象徴されているように思います。
そして、組紐のように、あらゆる記憶やピースを寄せ集め、電車で二人の時間のタイミングがばっちりあった瞬間に、ようやく、お互いのことを思い出します。
でも、すぐに、電車が離れていく。
正直、もどかしい気分になりますし、観る側としては、二人の幸せを応援したくなります。
ラストシーンでは、二人は、ようやく出会えますが、やっぱり、すれ違っちゃいます。
「え?なぜ?」と思った瞬間、お互いに、「君の名は?」と尋ね合い、時空を超えた出会いが完結します。
そして、ここで、映画が終わる!という構成が素晴らしいと思います。
「あれだけ、すれ違ったのだから、積もる話も、たくさんあるでしょ?」
「どんな話をしたのかな?」
「この後、二人は結ばれるのかな?」
etc.
映画を観終わった後に、友人たちの間で、想像力を働かせながら、それぞれがイメージする結末について、語り合うことになるのだろうなって思います。
観た後まで、楽しませてもらえる映画です。
期待しすぎた
映像は非常に綺麗。
RADWIMPSの曲もよく合っており、映像を引き立てている。
ただ、良くも悪くもRADWIMPSのアルバム販促アニメーションと感じた。
新海作品お馴染みの天体・宇宙・自然と恋愛。
入れ替わり要素はあるものの、やはり真新しさは感じられなかった。
なんなんこれ
いやいやいや評価高くてこれ?サクラちゃう?
口から米汁でるわ、手のひらに『好きだ』って笑笑。
汚ぇし胡散くせー、三葉騙されてるで絶対。
終わり方も違和感。
思い出キラキラ美化エンド、
かと思いきや、えー!出会うん?!?
ハッピーエンドまでの起承転結下手やなー!
ベタベタ青春物語すぎるて。
ラノベアニメと間違ってない?
総論:映像☆2
新海誠監督の最高到達点
映像と音楽のマッチングでは、世界を見わたしても並ぶ者なきセンスをもつ新海監督の、青春恋愛映画の傑作。
東京に住む瀧と、東京に憧れる三葉、二人はある時から、週に二、三日、朝から寝るまでランダムに意識と体が入れ替わってしまうようになる。
原因不明の状態に混乱する二人だが、互いの私生活をのぞきながら、プライベートと人間関係を守るため、情報交換しつつルールを作って入れ替わりの日々をやりすごす。
スマホやノート、スケッチブックといったアイテムを使ってやり取りする、今様な若い男女の描き方とその入れ替わりの設定が見事で、新海監督が得意とする思春期の恋愛描写をいっそう冴えたものにしています。
コメディシーンも楽しく、ストーリー構成も次々と新たな事実が発掘されて、こちらを飽きさせません。
果たして瀧と三葉は出会えるのか、そして彗星落下の危機に瀕した糸守町を救うことはできるのか。
最高の映像と音楽がつづる、現代最高の映像体験を、ひとつひとつじっくりと味わってほしい、そんな作品です。
鳥肌ものでした
生まれて初めて友達と180度感想が合わなかった映画でした笑
友達は感動したそうだけど、わたしにはキモすぎて話ほとんど覚えてないレベル笑
まずヒロインの髪型がキモい。
あんなリボンつけた髪型、どんなキモヲタの女でもしないが?
まだ大昔の漫画の謎のデカダサリボンの方が分かるわ…。ドラミちゃん的なね…
口噛み酒ってのがまた気持ち悪く、新海監督の癖を感じてウエッとなりました。
主人公の裁縫できる?器用設定、要るのか?
絵を描けるのと器用なのはまた微妙に違うと思うんだが…
観た当時は時間のズレに気付かないとかwと思ってましたが、まあアニメだし…とそこは今は気にならなくなりました。
もっともゾッとしたのは黄昏時に手に名前を書くといって男が「好きだ」と書いてたとわかったシーン。
ウッッッッッッッッッワ……寒………
これがロマンチックだとお思いですか?新海監督。
まあミツハはそれで嬉しかった?んだろうし、ここはわたしのような捻くれ女子以外は感動トキメキシーンなんだろうが、わたしにはガチ悪霊に出くわしたレベルのキモ鳥肌シーンでした。
すげえよ、新海監督。
わたしのキモポイント、がっつりついてくるんだもんな。
仕方ねえから☆1コプラスしといてやるぜ…
こんなにきれいなアニメ見たことない
普段はアニメを見るために劇場まで足を運ばないのですが、あまりにも流行っていたので観に行った次第です。
ストーリーがかなり複雑に入り組んでいて、私のようなおじさんにとってはついていくのが精一杯でした。
ただアニメの美しさには圧倒されました。テレビと違って、大スクリーンで観るアニメの迫力と美しさは素晴らしいの一言。
※関係ないけど、シルバー川柳に入選された川柳を引用しました。
「君の名は?」老人会でも流行語
😁😆😁😆
美しい絵
私の大好きな映画の一つ。何度観たか分からないくらい好きです。最初観た時に神木隆之介くんの演技の上手さに驚いたのを今でも忘れません。そして、周りを固める声優さんの良さに感激。勿論、お話も好きですが、美しい背景画で感動したのを覚えています。タイムスリップ系の話なので好きな人は分れるかもですが、私は観たほうがいいと思います。
最後に片割れ時の主役の二人が出会うシーンは何度観ても涙が出てしまいます。
見るところの違い
そもそも「セカイ系」の作品は脚本の出来を注視するようなものではないと僕は考えています。
なぜならセカイ系とは主人公の成長やそれに伴う葛藤と何かしらの道理(大抵は超自然的なもの)によって連動した世界を、「主人公の内心」誇張として見るものだと思うからです。
その点で見れば、この「君の名は。」はかなり優れたものと言ってもいいのでは無いのでしょうか。
最も特筆するべきはその演出力と、それによる比喩表現力です。
物語終盤、彗星の事件から時間が経ち東京で生活をする2人がすれ違う電車の中で目が合うシーン。これこそがこの物語を比喩的にかつドラマチックに表現していると思います。
決まった場所、決まった時刻でしか走れない電車という乗り物の中で、天文学的な確率で目があった相手に運命的なものを感じ、後先も考えず衝動的に追いかける。そしてそこからようやくあった2人が1度は通りすぎるけど、やっぱり振り返り相手の名前を尋ねる。「君の名は。」と。
映画の内容からすればとっても小さな奇跡です。
ですが要はこの映画はこのシーンの規模を大きくしたものなんです。
小さな規模の奇跡の比喩を大きな奇跡によって行う。
僕はこの考え方がとても好きです。
映像美
2回目の鑑賞。
若干、脚本が複雑でわかりにくい(そこがいいんだけど)ので今さらですが2回目を見て全部理解できた。
時代が入れ替わってるんですね笑
それにしても映像が美しすぎてめちゃくちゃ惹かれます。
新宿に住んでいた頃が懐かしい✨
やっと観ました!
新宿界隈を良く歩く人は馴染みのある光景が沢山見られて楽しいですね。最近大きな火球が関東に落ちて、この映画は隕石が落ちた話ですがちょっとゾッとしました。何の知識もなく観れたのが特に良かった。身体が入れ替わる物語は時々ありますが、隕石落下は初めてだな
全449件中、21~40件目を表示