「イメージと違い、(良い意味で)細かい作品。」君の名は。 Mr.HMさんの映画レビュー(感想・評価)
イメージと違い、(良い意味で)細かい作品。
説明不要、興業収入上位の大ヒット映画。何故に人々はこの映画に惹かれるのか、それをこの目で確かめるために観に行った。
既にtwitterなどで「入れ替わってるぅ~!?」「前前前世」「危機に立ち向かう」「絵が綺麗」という話題は把握していた。
単純明快で最後は壮大なハッピーエンドで、観る人は涙ボロボロなんだろうなーなんて勝手なイメージを持っていた。
しかし、そのイメージは今となっては崩壊している。
これ、意外と話は難しいと思う。しかも、泣ける映画という感じでもない。男と女が主役だから恋愛映画なのかと思ったがそれも違う。終り方もスッキリするハッピーエンドとは違う。どこか歯に骨が挟まったような感じ。かといって、心は温まる。このちょっと謎の感じ。思ったより細かい作品で、また観に行きたくなった。
ちなみに、一番最後に「君の名は?」というタイトルのセリフで締めくくるのは個人的には秀逸な演出だと思う。
ただ、この作品がこれだけの人になぜ支持を集めているのかは未だにわからない。話の構成的にはこれよりもっと単純明快で万人受けするものは沢山あるはず。それが、やはり絵の綺麗さなのか。キャストなのか。男と女が入れ替わる非現実的な発想なのか。分かる人、教えてほしい(笑)
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