「今までの集大成と呼べる作品」君の名は。 kenさんの映画レビュー(感想・評価)
今までの集大成と呼べる作品
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新海作品はこれまでも一通り観てきたが、この作品はその新海作品の集大成と言えるような作品になったのではないのだろうか。
綺麗な画はもちろん、新海さんらしい切ない恋愛話。最後のシーンは『秒速5センチメートル』の最後を思わせるような主人公とヒロインの再開。しかしエンドは『秒速』とはまた違う答えを出し、新海さんらしい胸を締め付けられるような切なさに加え最後は誰もが観てもホッとするものになっていた。その他にも『言の葉の庭』のユキノ先生を思わせるようなキャラクターがこっそりと出てくるなど、ファンサービスも充実している。
ここまでは好印象だが、強いて1つ惜しい点をあげさせてもらうと、RADの曲を挿入しすぎて若干「またかよ」と思ってしまうところがあった。好きな人にはたまらない作りではあると思いますが。
最後に、新海誠監督は今後も更に進化していくことが期待できる作品だった。彼は今後アニメ映画を引っ張っていくような監督になるだろうなと感じました。
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