コンカッションのレビュー・感想・評価
全43件中、1~20件目を表示
コンカッション
【ピロシの映画レビュー②②】
邦題 コンカッション
原題 CONCUSSION
⚫︎監督
ピーター・ランデズマン
⚫︎脚本
ピーター・ランデズマン
⚫︎原作
ジーン・マリー・ラスカス
『コンカッション』
⚫︎出演者
ウィル・スミス
アレック・ボールドウィン
ググ・バサ=ロー
アーリス・ハワード
⚫︎公開
2015年
⚫︎上映時間
122分
⚫︎製作国
🇺🇸アメリカ合衆国
⚫︎ジャンル
ヒューマンドラマ
⚠️⚠️⚠️ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️
コンカッションとはあまり聞き慣れませんが脳震盪という意味なんですね。
まさにその脳震盪が本作の表向きのキーワードですが、一番訴えたかったのは『真実の隠蔽』でしょう。
アフリカはナイジェリア出身の医師が主人公の本作。
原因不明の体調不良を訴えるアメフト元選手の遺体を検視すると色々な事実が明らかに・ ・ ・。
我が国でも長年ある人権侵害問題がずっと隠蔽されていた訳ですが、悪事は洋を問わないんですね。
莫大な利益を産むなら、多少の犠牲には目を瞑る。一番の問題は当事者だけでなくて周辺の関係者まで巻き込んでしまうことでしょうか。
フットボールが国民的なスポーツになるにつけ、プレイ中のダメージが例え重大な健康問題を引き起こし、最終的には自ら命を落としていく選手がいたとしても見て見ぬふりの運営側の態度がオソロシイ。そんな姿は件の芸能事務所問題と相似形。
最終的にはファンまでもが『フットボールを女のスポーツにするのか!』と恫喝する始末です😂
でもほんまにFBIが圧力かけたるするんやろかー😅😅😅
是非ご覧下さい♥️
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頭痛が痛いのだ‼️❓ナイジェリアとか外部からしか変えられないの❓‼️
実話
つい最近観た『幸せの教室』の醤油の女の子がヒロイン役で出ていた!!
コンカッション、調べると脳震とうの事のようだ。確かに何年も前だと思うけど、フットボールで頭の障害を起こすというニュースがあったと記憶する。そのニュースの裏側ではこんな火花の散るフットボール界と気付いてしまった医師との戦いがあったのか!日本の相撲だって確かに寿命の縮まるようなスポーツだし、ボクシングや果てはフィギュアスケートのクルクル回る回転だって脳には悪いだろう。でも犠牲者がいて検死で分かった以上、予防や対策、さもなくばルール変更だってすべきだろう。たった一度の人生、健康に過ごすことは重要だから。
concussion=脳震盪
最近読んでいた地動説をめぐる科学による真理究明を目指す個人と自己の存在基盤たる天動説を守るために邪教たる地動説信者を弾圧する宗教の戦いを描いた漫画「チ。―地球の運動について―」に通じるものがあると視聴しながら思った。ストーリはフットボール選手の謎の死が発端で、その原因究明にあたるウィル・スミス扮する医師ベネット・オマルが原因を特定し、その真理に対してフットボールの協会が組織を守るために圧をかけてきてそれに抗う戦いという形でとてもコンパクトにまとまった作品。そのため、登場人物の人柄についてはウィル・スミスと彼の奥さんくらいしか深堀りされていない(別にそれが物語を損なうようには感じなかった)。視聴中に自己繁栄のためなら現場で活躍する選手たちの今まで解明されなかった病気を黙殺し、その病気をつきつけてきた医師も黙殺しようとする組織への憎悪の炎が自分の中でも湧いているのを感じた。ベネット・オマルという名前は「知識をもて、そしてそれを示せ」という意味らしいのも気に入った。悲しい物語を紡ぐ糸は偶然に紡がれたものではないのだと心に留めたい。万人にオススメしたい。
タイトルなし
アメリカの国技NFLに挑む異国の地からやってきた医師の実話。上司は罪に問われ、自分も仕事も住む土地も追われ、子供は流産迄してしまう、NFLが国に手を回したのではと思える位、追い込まれながらも、調べた結果は正しかったと一定程度証明できたことは素晴らしい。奥さんの支えが素晴らしい。こんな話あったのかという話。思ったより良かった。
良質映画
ただただ素晴らしい映画
脳震盪
なかなか骨太の作品。激しいタックルなどに起因するコンカッション(脳震盪)によって、アメフト選手は徐々に脳に障害を患っていくというもの。ボクシングなどの格闘技では伝えられてきたものの、アメフトでは初めてのことだった。
2002年、最初はマイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の死。錆びたトラックの中で心臓発作と思われる死だったが、やがて認知症やうつ病により自殺する元選手も出てきた。どの選手も40代、50代。脳震盪を繰り返すことによって障害が出てくるのだ。論文を発表してからは、アメフトの熱烈なファンからの脅迫電話など、あちこちからの圧力に屈することなく信念を曲げない男オマル。やっぱ、かっこいいわ。
もう少し被害選手の葛藤が欲しかった
アメリカ人はパワーを主体とするものが好きだ。
車しかり、スポーツしかり。
パワー通しのぶつかり合いも大好き。
プロレスしかり、NFLしかり、NHLしかり。
NFLなんて、他の国の人から見れば「なんでこのスポーツ異常に人気があるの?」なくらいアメリカでは大人気。人気なモノには金が集まる。金が集まるモノにはリスクがある。そんなリスクを取り上げたお話である。
ストーリーの流れには王道。巨大な権力に立ち向かうが色々な邪魔が入り、それでも頑張り的な。淡々と進み、淡々と終わります。
過去の実際映像も含め、実際こんな話がありましたよ的ですので内容は文句は無い。だが、今回はその内容をそのまま演技しました感が強く、別に医師オマルをウィル・スミスでも無く医師バイレスをアレックでも無くて良いのでは?感が強かった。途轍もない演技力が要らないのである。ウィル・スミスが、ゴールデングローブ賞がノミネートのみだったのには納得である。被害者の葛藤も薄いですし。
NFLに興味があり、裏話を観たい方には良いかもね。
ただスポーツ競技の裏話としたら、前に観た「疑惑のチャンピオン」の様に内容に新たな発見など無かった為この評価です。
富裕層の道具
危険性を訴える事は貶す事だけじゃない
CTE=慢性外傷性脳病。
脳への激しい衝撃が原因である脳の病気。
アメフトに於けるその危険性を発表した医師の実話に基づく物語。
アメフトの元スター選手が変死した。
解剖を担当したオマル医師はその死に不審を抱き、試合中の脳への激しい衝撃が原因である事を発見する。
アメフトは全く見た事ないが、映画などでちらっと見る限りでも、選手同士が激しくぶつかり合う。
それがアメフトの醍醐味だろうが、その際の身体への衝撃は相当なもの。
特に、脳。
脳は頭蓋骨に覆われている以外、クッションとなるものが何も無い。
劇中でも説明されていたが、ビンの中の水に揺られた物の如く、頭蓋骨の中で脳が激しく揺られ、ぶつけられる。
そう考えると恐ろしい。
白熱のスポーツに潜む危険性。
別にアメフトだけじゃなく、その他のスポーツ、事故や日常生活にだって潜む。
オマルが論文を発表するや否や、NFLから大ブーイングが。
言ってみりゃ、アメフト界に喧嘩を売ったようなもの。しかも、アメフトはアメリカの国民的人気スポーツだ。
圧力や時に身に危険が及ぶ。
いや、実際に及んだ。
これは誤解だ。
何もオマルの発表はアメフトを陥れようとしてる訳じゃない。
アメリカの偉大なスポーツに敬意を払い、選手たちの為に危険性を呼びかけているだけなのだ。
ウィル・スミスが非常に抑えた真摯な好演。
いつもと違う喋り方とか仕草とか、相当役作りに凝ったであろう事が窺える。
作品自体は淡々と地味。
しかし、なかなか興味深く見れた。
NFLだけでなく格闘技含むコンタクト競技のファンはこの映画を見る責任がある
コンカッション(Concussion)。意味は振盪(しんとう、激しく揺れ動くこと。激しく振り動かすこと。)
物語の構成はキリスト教の聖書をなぞっており非常にオーソドックスな流れだと思う。
主人公はアメリカの外から来た人間(ナイジェリア人)。その主人公が人類の罪を背負い、一度死んで復活して神になる話。
ここで、
「人類の罪」は人々に希望と感動を与え、莫大な経済効果をもたらすNFLという産業が持つ負の側面(脳震盪による引退後の脳機能障害)。その負の側面を認識、公表しないこと。
「背負う」は公表すること。
「一度死ぬ」は社会的抹殺。
「復活」は主人公の功績が認められる。
「神」はアメリカ人になること。
と置き換えられて描かれている。
それよりも私に刺さったのはこの映画で告発している現役時代の脳震盪に起因するNFL引退選手の脳機能障害の問題だった。
私は格闘技、特にボクシングを好んで観戦している。この映画の中で問題を告発しようとする主人公に対しNFL側の人間が「NFLが人々に与える感動を知っているのか?」という言葉、まさに自分がボクシングから享受している感動そのままに重なって響いた。
日々厳しい練習に耐え、試合では痛み、恐怖に打ち勝ち勝利に向かって全力で立ち向かう選手の姿。そこには心を揺さぶる感動がある。
でも、それは自分が享受していない痛みであり恐怖である。
ファンはそれを選手を通して感じる。肉体的には何ら自身にダメージを受けないまま。
選手は日々厳しい研鑽を積み、ハードなダメージを追ってボロボロになって引退する。そしてそのダメージは後年、脳を蝕み心を壊してしまう。
人々を感動させてきた人間に対する最後としてはあまりにも酷い。
先日、NHKの番組で未だ現役を続けている元ボクシング世界王者の辰吉丈一郎選手を特集していた。明らかに呂律が回っておらず言葉もどもっていた。パンチドランカーの症状。
コンタクト競技のこうした負の側面に対する解決は出来ない。
なぜなら肉体的なダメージこそ人々がコンタクト競技で感動するポイントだから。
だから「知る」必要がある。自分たちの感動の代償として選手がどのようになってしまうか。その意味でこの映画は見なければいけない。コンタクト競技のファンにはその責任がある。
まあ良作
良作。社会派なミステリーは素材が良ければ平均点は越える。そこにキャスティングや演技だったり、演出の要素でプラスがあると、まあ良作になる。
十分プラス要素もあった本作、あえて言うなら全体的に重め。じっくり見せているので良いが、もうひと押しって感じ。インパクトがもうひとつ。
NFLっていったら世界屈指のプロスポーツなわけで、市場規模もハンパではないはず。その競技自体を否定するかの障害リスクが公になるのだから、裏で大きな力がはたらこうってもの。ただ、一度火が点くと止められない山火事みたいなもので、事件、スキャンダルっていうのは一気に事態を大きくする。
とりあえず真摯に向き合うことでNFLは前進するってことなんでしょうか。表向きには。
アメリカらしい
実話ものだからこそ。
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