「この作品があるからこそ、『映画』というものを見続けていきたい。」母よ、　突貫小僧さんの映画レビュー（感想・評価）

今年度、最後の洋画になりますか。今年度一番のベスト 作品であろう。 モレッティ監督の生み出す作品は、特別良いことや特別悪い ことが起こるわけでもない。しかし、 映画が醸し出す心地よい安心感というのか現実に起こり 得るが、なかなか起こりえない出来事を軸に、 監督としての女性、家族としての女性、病気で病院を出 たりはいったりする母の娘という女性として 色んな女性の立場で彼女と、それを取り巻く人たちが色々 な人間模様を嫌味なく描いている。
作品は、勿論、主役 マルゲリータ・ブイの演技が秀逸。