日本で一番悪い奴らのレビュー・感想・評価
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極上のエンターテイメント
最高だ!今年No.1!極上のエンターテイメント。まさにこういうのが見たかった。
終始アドレナリン出まくり。興奮するし笑えるしいうことなし!長尺も全く苦にならない。
綾野剛最高!彼の代表作となった。凄い身体能力。そしてなんといっても顔芸がハンパない。素晴らしい!ピエール瀧最高!前半だけでもったいない。もっと出て欲しかった。圧倒的なキャラ立ち。
中村獅童、YOUNG DAIS、青木崇高、デニス、みんな最高!あいつらにまた会いたい。
札幌の街もいい。基本的に夏っていうのもいい。蒸せ返る空気感。
白石監督マジリスペクト!
綾野剛、素晴らしい。 彼が主演だからこそ面白くなったと思う。 だん...
綾野剛、素晴らしい。
彼が主演だからこそ面白くなったと思う。
だんだんと「境界」が下がっていく様がよくわかって映画の中のリアリティーを支えている。
いや、映画の中のリアリティーではなく、脚色があるとはいえリアルに道警であった話なんだよな、と最後に再認識して少し怖くなった。面白い映画です。一人で見るのをお勧めします。
エンタメ性が高いのに最終ドスンと落としてくる
ノリノリで始まる本編。悪に染まるのはあっという間!
実話をここまでザ・エンターテイメントに仕上げ、中盤ちょっぴり間延びはするものの終盤ドスンと落としてくる(褒めてる) 凄いな~
こうなったらシリーズで他県の警察も(笑) どうせ道警だけじゃないんだから…(なんなら不祥事が多い感じのする神奈川県警で♪)
実話を描くだけではない面白さ
北海道警察の日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる事件を長編2作目となる白石和彌監督が映画化。
初の長編映画となった前作「凶悪」に引き続き実話を描いた本作は、忠実に描くだけではないこれぞ白石映画だと感じる面白い点がある。
本作の主人公、綾野剛演じる諸星要一はくそがつくほど真面目な男だが署内では決して仕事ができる男ではなく、決して周囲から理想とされる警察官ではない。どちらかといえば真面目が空回りしている男だがその分、勤勉さは群を抜いている。この特性にいち早く付け込んでくるのがピエール瀧演じる村井定夫だ。この不祥事の実話だけを描くと例えるなら、この男との出会いからが本編開始と言ってもいい。
ここから諸星は覚醒したかのように違法捜査や暴力団を言い含めての覚せい剤取り締まりなどで功績をあげていくことになるわけだが、この根幹にはやはり諸星の真面目さがあり功績の後押しをしている。署内の捜査方針やそもそも村井が諸星に囁いた言葉は時代背景の違いから当時のやり方が本当に間違っているのかなど現代社会と比べて判断がつかない(明らかに間違ってると思われる描写もある)。そうなると本作を楽しむこつとしてはこういう不祥事が過去にあった中で当事者である警察は何を考えていたのかを想像しながら鑑賞すると非常に楽しめる。
そして、実話を描くという面を利用しフィクションを交えながら体現させたのが白石監督の技巧的な面である。一見、冒頭から諸星のくそ真面目なキャラに吸い込まれ、それを活かした変貌に見入ってしまうが、これは諸星に限ったことではなく警察署内の人間全員に同じことが言える。犯人検挙や拳銃の摘発でも、やり方は違法だろうが目的を達成するためにはがむしゃらになり動き出す。これは逆を返せばくそ真面目と置き換えられる点であり、不祥事を描く映画なのにどこかポジティブに捉えられ、時代背景から行き過ぎた捜査をしただけでこういう集団は現代に必要不可欠だと考えるとこれが白石監督が放つメッセージなのではとも感じられる面白さがある。
キャスト陣で異彩を放っていたのが綾野剛だ。ド真面目から変貌し、真面目に悪いことに取り組む精神を見事に具現化。お笑い、ミュージシャン、歌舞伎役者と多彩な役者が揃う中でやはり俳優が役者として一番だと証明してくれた映画とも言える。R15指定の要因の一つでもあるポルノシーンや覚せい剤使用のシーンとアドリブ演技も含めた幅広い演技力は今後も注目できる。逆に自身のテリトリーで育んだ才能を活かせなかったのが綾野剛の周囲にいる俳優陣。歌舞伎役者である中村獅童は歌舞伎とのギャップで最低限の面白さを残しているものの、他の二人は蚊帳の外。お笑い芸人代表ではなく外人の顔立ちだけで選ばれただけの似非俳優。そして、「TOKYO TRIBE」で調子づいたラッパーは棒読みセリフを華麗に披露し退散。この二人を出演させるなら若手俳優にチャンスを与えるべきだったのでは。
実話なのが、なんとも言えない
横領やら癒着やらの発覚ニュースに接する時、呆れると同時に、バレる前はノリノリだったんだろうなと苦笑いするわけですが。
こいつら、想像以上にノリノリです。おバカさんすぎです、どっかで気づきなさいよ。
東京スカパラダイスオーケストラのテーマ曲にのって、キッツいコメディとして楽しみました。
道警、ぃええええい!!実話なのが、なんとも言えないです。
主人公の諸星はスポーツで名を上げた男。素直に先輩に従い、白星取りに努力を怠らず突っ走っていきます。まったく…トホホです。
綾野剛が長年にわたる顛末を熱演、特に後半の転落で綾野剛大正解と思いました。諸星が柔道で本当に強い所を何度か見せてくれると、キャラクターの魅力二割増しだったかな、と思いました。
中村獅童がさり気なく貫禄も迫力も充分、流石でした。諸星に関わる女性を演じた女優さん達も、がんばっていて良かったです。
1人で観るのを勧めます
最初の勢いは良かったのですが、後半はややペースダウンした感があります。
薬に手出したらあーなる(どん底)ってのがわかりました。
あと、過激なシーンが多すぎかな。
賛否は必至。行きすぎた正義感がたどり着いた、衝撃の現実。
【賛否両論チェック】
賛:真面目な刑事が、やがて粗暴に変わっていってしまう様子が、裏社会の壮絶な現実と共に、赤裸々に描かれていく様子が痛ましい。
否:ラブシーンやグロシーンの多さが気になる。展開も淡々としているので、興味がないと観るのは厳しいか。
当初は実直で真面目だった1人の刑事が、裏社会での摘発でのし上がっていく過程で、次第に初心を忘れて傲慢になり、悪事にも手を染めていくようになってしまう様子が淡々と描かれていきます。それは実話を基にしているからでもありますが、同時にとても不気味で恐ろしくもあります。
反面、人によっては好き嫌いが分かれるであろうラブシーンやグロシーンの多さも、かなり気になります。
社会派の作品でもありますので、刑事事件に関心のある方は、観ておいて損はないかと思います。
なんじゃこりゃ。
衝撃を受けました。
右も左も分からず社会に出て、出会った先輩を信じ抜いて、ただひたすらに背中を追いかける。
主人公の歩んだ道はわたしの歩んだ道に重なるところが多分にありました。
時代の変化、閉鎖的空間、組織の病。
自分自身で全く気付かず、道を逸れていきます。
目の前に暗黒の海の崖があることに、自分では気付けず、止まることも、カーブを曲がることも出来ないのです。
今、どこに立っているのか、道順を軌道修正しながら、出来れば同伴者と共に、ゆっくりゆっくり進むしかないのです。
自分を省みるに最適な素晴らしい作品でした。
綾野剛、大ファンになりました。
周りのキャストも素晴らしかった。
スタッフにも敬意を表します。
私の中で、今年ナンバーワン、この数年でもこんなにしっくりくる映画はありませんでした。
謎の感動
この映画は実在の事件をモデルにした、フィクション映画だが、フィクションを感じさせない、実録風に仕上げていた。
そのため、実際に起きた事件をたんたんと綴ってるので最初に期待したような、入るまえは正義感に溢れていた未来ある若者が組織にいるなかでどのように腐っていくかというながれはなかったものの、実際に起きた事件が面白いのでそれなりに楽しめた。なので星2,5にしようと思っていたのである。
しかし、最後すべてが明らかになり、諸星が捕まったあとに組織のせいにせずむしろ道警への感謝の念を述べているところを見て涙が出てきた。
この純粋さゆえに悪に染まってしまった男のあわれがよく出ていた。
この台詞、演技で星3・5に。
日本で一番悪い奴ら、でもない。
綾野剛の演技が気になった。正直上手くない様な… 気が弱いのに虚勢を張るが迫力に欠ける。柔道のタイトルホルダーに見えない、たまに凄く子供っぽい表情に見えるからか。
その反面、相手役の中村獅童の存在感は大きい。上手い!初めて事務所で綾野剛と対峙するシーンは迫力があり、YouTubeで見た本物の動画と似ていてワロタ!アウトレイジにも似た様なシーンあったな。
日本の警察官による犯罪としては最も衝撃的で驚くが、実際犯罪に手を染めていく警官が一番悪い奴らじゃなくて、北海道警が若しくは日本の警察組織自体が一番悪い奴らなのだ。
笑顔が本当にヤバい❗
警察の暴力団対策を大袈裟にコミカルに描いた作品である。
しかし、実話である以上はどこまでが真実でどこからが脚色なのか気になるところである。
でも、この作品は細かい事を考える以上に面白い。
なんと言っても綾野剛さんの演技が素晴らしい。
彼の演じる悪徳刑事は、品性の欠片もないゲス野郎でチャカを手にした時の笑顔が本当にヤバい。
R15指定なので濡れ場もなかなかの見所である。
それにしても実話だと表してここまで警察内部を描いていいのか心配になる面白さなので是非観て欲しい。
脚色が有るとしても、これが実話として表に出ている事に驚きました。 ...
脚色が有るとしても、これが実話として表に出ている事に驚きました。
綾野剛の演技に重みが無く、全体的に軽い仕上がりだが、それなりに楽しめました。
もとの話が凄すぎる
事実をもとにしているとはいえ、どこまでが真実なのか怪しいところ。とはいえ、個人的には、脚色は大いにあるだろうけれども全部本当だろうなぁという気持ちで見ていた。仮にまるっきり嘘っぱちだというのであれば、北海道警がこの映画を訴えるべきだろう。そして道警がその裁判に勝つまで、この内容を全てを信じ続ける。
綾野剛の演技には魅せられたが、見るに耐えない演者や演技も数多く散見され、残念。
また、映像そのものに全く魅力やらコンセプトのようなものを見いだせなったのも、残念なところ。
そしてまた、映像と音楽が乖離している印象がしたのも残念…
題材がスゴイだけに、残念なところが多すぎて、もったいない。
所詮、日本国内だけでの映画でしかない、と偉そうにも思ってしまった。
期待が高すぎたか?
白石監督はパクチャヌクポンジュノに対抗出来る日本人監督だと凄く期待している。
今作もリアリティがあって、グロくて血生臭くて道警の闇をエグるような作品かと思っていたら、綾野剛の演技が必死過ぎてリアリティと言うよりかはエンタテイメントと言う印象が強かった。
大袈裟な動きや声色もそうだし、必死な演技は好感が持てたけど作り物と言う感じは否めなかった。
綾野剛じゃ若過ぎる気もした。見終わって諸星と言う男のイメージはソンガンホみたいな恰幅の良い親父の印象なのだけど、本物は綾野剛みたいな華奢な人なのだろうか?
諸星自体も道警と言うクソ溜めで必死に振舞って自分をデカく見せようとしたのだろうから、綾野剛の事をあまり好きじゃなかったけど、今作での必死な感じは諸星とリンクして凄く良かったと思う。
しかし、クソ溜まりで溜まるとみんながクソになって行く様は呆れを通りこして、もうドンドンやって、落ちるところまで落ちろ!と痛快さはあった。
もっとコンパクトに出来たのでは?と少しダルかったけど、白石監督の次回作も期待している。
リアリティのある日本社会の闇をエグる作品を観たい。
道警の次は日本のクソを見せて欲しい。
綾野剛の名演が光る
見終わった後、後味が悪いかと思えばそうでもなかったのは、この話を諸星さんが暴露した事が、多少なりとも悪い奴らに反撃して、映画にもなったことを感じられたかもしれません。
仕事に盲信的に尽くしてきて、こんなはずではなかったと思いながらも、こんなすごい人生歩めた事に憧れる面もあった映画でした。
かなり攻めてる
邦画では最近にしてはかなり攻めてる映画。
綾野剛がかなりぶっ飛んでる演技。セックス、ドラッグ、拳銃と切り込んだテーマだけど、中途半端にせずに思いっきり表現している。
欲を言えばもう少し笑いを入れても良かったかな。
とにかく拳銃
事件のことは、あらかじめネットで軽く調べて観に行きました。
前半は笑いありで、気楽に観れます。後半は登場人物たちが徐々に自分で自分の首をしめる感じで、追い込まれるので、ちょっと観る側もしんどくなります。
が、諸星が初めて覚せい剤打つシーンはちょっと衝撃でした。ドラマでは再現できないんじゃないですかね。
覚せい剤は本当に怖いって思いました。
デニスさんのパキスタン人もいいです!リアルにいてそうで〜笑
拳銃押収に取り憑かれて正気を失ったんですね...ノルマにするのはどうかな?と思いました。
綾野剛さんの熱演観たさに行きましたが、全体的に良かったです。
信じるものから崩れてく
導入からするすると。さもありなん、な流れにドップリ入り込み、自分の正義を盲目に貫いた挙げ句に堕ちていく主人公。後半の綾野くんは圧巻でした。そして取り巻く世界の悲哀。
最後の最後にピエール先輩の「青年…。」って一言がフィードバックして、ビールを呑みたくなりました(笑)
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