ヘイトフル・エイトのレビュー・感想・評価
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心理戦が面白い
密室ミステリー?
タランティーノ熟成期か
過剰さが押し寄せる
『デス・プルーフ』と『イングロリアス・バスターズ』は文句なしに大傑作だと思っているんですけど、これはどうかなぁ・・・
いやぁ、タランティーノ監督らしく、なんとも画面に映し出される過剰さは半端ないんですよ。その過剰さが『デス・プルーフ』では爽快に変わり、『イングロリアス・バスターズ』では緊張と興奮に変わっていったのですが、今回はやや食傷気味にさせられたっていうかね。
ヘイトフルな8人がのっそのっそと歩き回り、シチューを喰らい、つば飛ばして喚きあってるのを見てると、なんというか、「あ、熊だ」とか訳の分からない思いつきが出てきましたよ・・・ うん、「熊」というどうにも制御できない、しかし生命力そのものの(自分の中での)象徴を連想してしまう感じで、まぁ、そういう「熊」が狭い檻に入れられてぶつかり合ってるっていうね・・・
こう書いていると、それこそがこの画面で伝えようと意図していたものなのでしょうし、その意味では実に成功した画面作りなのでしょうけれども、やっぱりちょっと食傷気味で、食べ疲れた感じがしてしまいました・・・
思うに、皆、服、着込みすぎなんですよね。それがなんか窮屈な感じがして、こっちまで息苦しくなるっていうかね。ま、極寒だからしょうがないんですけどね。
実はちょっと自分の体調が完全ではない状態で見たのですけど、それが悪かったかもしれませんね・・・
これから見る方は、ぜひ体調万全で臨まれると良いと思いますよ。胃にきますので、はい。
あ、それと、チャニング・テイタムですが、これまでちゃんと観たことなかったんですよね。それで勝手にイメージだけで、なんかマッチョなだけな人だと決めつけていたんですが、今回、初めてまともに見たんですが、結構、良かったです。なんというか悪さの色気がありましたね。
裏切りの八悪人(映画秘宝より)
ウルトラ・パナビジョン70ってのがどんなのだかよくわからないけど、タランティーノが暴れてます。雪原でアレが丸出しだったり、頭が吹っ飛んだり。なかなか楽しいです。映画秘宝の頭の「裏切りの八悪人」ってポスター風のページも最高です。ラッセル+雪原+床下ってくると、やっぱり遊星からの物体Xですね。
まあまあだった
カート・ラッセルを狙っているというのだが、いくらでも殺すチャンスがあったと思うし、衣料品店の人を皆殺しにする必要があったのだろうかとか、いろいろ腑に落ちない。ドラマの無理な展開に登場人物をはめ込んでいるせいで、人間性が犠牲になってしまっていた。魅力的なキャラクターがいなかった。特に前から感じているのだが、女性の表現が気持ち悪い。
ほぼ会話劇で、映像的に退屈なところがあった。
密室劇と言う割にあまり閉塞感がなかったのはよかった。
100分くらいでよかったのではないだろうか。長いのを覚悟していたせいかそれほど長さが苦痛ではなかったのだが、やっぱり短い方が面白いと思う。タランティーノ監督作品は全部見ているけど一番つまらなかった。そうは言っても楽しみにしていたので見れて良かった。
オープニングの音楽♪
ギリギリのフェアネス
すっごく面白かった。
悪タレばかりで、逆に安心して観てられる。お前、ソコ撃たれてもしょーがないよな、という感じがいい。
首吊り人の流儀がいい。
罪人を裁くのはオレじゃない。オレは生きたまま連れて行くだけ。あらくれ者のギリギリのフェアネス。
海千山千なはずの首吊り人が手紙を信じてたのもいい。
性善説なんて通用しない世界で、あんなの信じるなんて甘くてバカでダサくてオボコい。笑われてツバ吐かれて当然だ。
でも最後、二人がウソと分かっていて手紙を読み返すところが凄くいい。バカな首吊り人が信じたかったものをバカにしないで終わるのがいい。対立していたはずの二人が「信じるのも悪くないよな」と共鳴して終わるのもいい。
ちょっとシンミリした感想になったが、映画自体はそんなシンミリをぶっ飛ばす仕上がりで、大変楽しかった。
グワっと佳境になだれこむカタルシス。最高だった。
That's エンターテイメント
前半が長い…。
いま現代のアメリカの病巣のモトがここに?
面白かった!
週末興行ランキングでは、「黒崎くん~」が首位で、「ヘイトフル・エイト」が10位、何でやねん‼ …いや、分かる気がするな。これ、メチャクチャだもん(笑)。女子供は見ちゃいけない。デートで来るな、酷い目に遭う。
三谷幸喜っぽい、といえば言いえて妙で、良くできた一幕物の舞台劇、シチュエーションコメディーです小台詞メインの騙しあい、細かい伏線の見事な(強引な)回収、名人芸の域だなあ、と思ってたら、最後いきなりタランティーノ そのもののメチャクチャな銃撃戦!
だけどね、それだけじゃないんだ。抜かりなく。
時代は、南北戦争が終わったばかり。
黒人やメキシカンへの抜きがたい差別と敵愾心、負けた南部の根強い怨念、理想も民主主義もどこへやら、暴力が幅を効かせる社会のどーしようもなさ、今に続くアメリカという国の病巣が、あからさまに描かれていて、でも、そこに出てくる「リンカーンからの手紙」という小道具の泣いちゃうほどの効果。
タランティーノやるなあ、ただの映画バカじゃないな、って感動します。トランプとヒラリーにいまこれ見せたいな(見てるかな、見てないだろうな)。
暴力ダメな人は、この映画は止めたほうがいい。ある意味、劇薬。10位で、妥当か。
さすがQT作品。
やっぱりあんまりだったな・・・
どんな結末が待ってるのかと期待しましたが、どうって事無い終わり方でした。
最後は意外な2人が組みましたね!
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